出版社内容情報
高岡 望[タカオカ ノゾム]
内容説明
トランプ大統領誕生には必然的要素があった。それは行き過ぎたグローバル化への反動であり、アメリカは現在100年に一度の転換点にある。そして、トランプ旋風はアメリカにとどまらず、ヨーロッパ、中東、アジアで迸発している。もはや二十世紀の常識は通用しない。これら歴史的大変動をわかりやすく解説、日本の選ぶべき道を示唆したのが本書である。著者はアメリカ、ヨーロッパ、中東の駐在経験と豊富な人脈を有し、前著でトランプ氏勝利を予測した外交官。トランプ以後の世界はどこへ向かうのか。ますますトランプ大統領のアメリカから目が離せない―。
目次
第1章 トランプ旋風の本質
第2章 アメリカの転換点
第3章 ヨーロッパの不確かな未来
第4章 中東の混乱
第5章 アジアの激変
第6章 日本の選択
著者等紹介
高岡望[タカオカノゾム]
前・ヒューストン総領事、現・中小企業基盤整備機構統括役。1959年、千葉県生まれ。1982年、東京大学教養学部国際関係論分科卒業後、外務省入省。オックスフォード大学留学後、在エジプト大使館、在ニューヨーク総領事館、外務省文化交流部人物交流課長、イタリア公使、法務省入国管理局登録管理官、スウェーデン公使、イラン公使、ヒューストン総領事を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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犬養三千代
8
トランプ本の中では内容が濃い。それ以前の政策、歴史的背景まで目配りは凄い。 日本は何処へ誰と共に歩むか?アメリカ以外考えられないね。 中国はまだまだ軍事力がアメリカに及ばないとの説。しかし、対ベトナム、対フィリピン、対日本なら危ういの中国ではない。 ふー。。2018/06/28
よねも
0
読みやすく面白かった。トランプ大統領の勝因の分析、世界で起こっている問題、それについてトランプ大統領の誕生でどの様な事が起こるのか?、その時の日本のなすべき事は?、などを分かりやすく紹介されてました。トランプ大統領は、戦略的にこれまで選挙に興味がなかった層を取り込み、人気を集めてきた事など、改めて分析を読むと興味深い。そして、その手法が功を奏するくらい、世界を変える事が望まれている過渡期にあるとの説明。日本はアメリカと協力すべきというのが筆者の主張だったが、今後どうなるだろう…2017/09/28