出版社内容情報
関 裕二[セキ ユウジ]
内容説明
天皇の死後に贈られた名を「諡号」という。このうち、「神武」「応神」「推古」「天武」といった漢字二文字のものを漢風諡号といい、『日本書紀』や『古事記』が完成した八世紀初頭には存在していなかった。漢風諡号は、いつ、誰によって、何のために贈られたのか。これまでの通説では、単に「漢籍から美字や好字を集めたもの」と片づけられてきたが、それは、後世の人に向けて「隠された歴史を暴露する」ために生みだされた秘密の鍵だったのである。いま、四つの諡号の意味を知ることで、神武天皇から聖武天皇にいたる壮大な古代の通史が復元された。
目次
序章 天皇の名
第1章 タラシの名を持つ天皇
第2章 神の名を持つ天皇
第3章 淡海三船と漢風諡号の謎
第4章 武の名を持つ天皇
第5章 トヨの名を持つ天皇
第6章 古代の終わり
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県生まれ。歴史作家。『聖徳太子は蘇我入鹿である』で衝撃デビューを果たしたのち、日本古代史を中心に、ユニークな視点から執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
17
(図書館本)天皇の死後に贈られた名を「諡号」といい、「推古」「天武」といった漢字二文字のものを漢風諡号という。『日本書紀』『古事記』が完成した八世紀初頭には存在していなかった。本書は著者の既刊書16冊を参照にしたもの。著者の本はトンデモ本感がして、なかなか手を出すことがなかったけれど、面白く読めてよかった。天武天皇が天智天皇より年上だという説があるので、古人大兄皇子=天武天皇は納得出来るかな。2016/07/16
fseigojp
4
天武が🐬の息子2023/12/09
みずえ
2
この手の本はつい手に取ってしまうのです。相変わらず論理の飛躍が大きかったけど、古代史好きなので楽しんで読みました。2016/10/02
hr
1
図書館本。ちょっとバラバラしてる。2021/11/20
caramelscratch
1
いつも後半から???となる。2021/05/19