内容説明
深く考えずに、大人になったら入るのが当然と思われている生命保険。べらぼうな高額商品なのに、商品の構造を理解している人は、まずいない。損をしない保障はあるのだろうか?入りさえすれば安心なのだろうか?運用実績と利払いが見合わない逆ザヤに頭を抱える生保各社は、契約者の保険転換で乗り切ろうとしている。契約者にとって何の益もない保険の転換!これこそがペテンの構図で、そこには大損が約束された欺瞞が、そっと隠されているのだ。生保業界の内情に通じ、ウラのウラを知り尽くした著者だから書けた、生命保険の危険な落とし穴!
目次
第1章 生命保険には、意識改革が欠かせない
第2章 生命保険に加入する本来の意味
第3章 ダメ保険を見分ける11カ条
第4章 加入者の健康が問題になる、特殊な商品
第5章 保険金・給付金の不払いに遭わないように
第6章 生命保険会社の選び方
著者等紹介
三田村京[ミタムラキョウ]
東京都生まれ。大手生命保険会社を退職後、国際保険総合研究所を開設。徹底した消費者の目線で生命保険の在り方を研究。後悔のない生命保険の入り方、やめ方のアドバイスを大胆・詳細に展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キンセンカ
3
パンドラの箱を開けた感がある。2016/04/03
christinayan01
2
このタイトル、その通りだと思っていたがいざ説明ができなかったので理解するために読んだ。 巻末掲載の『責任準備金率リスト』がすごい。あの超大手が1%未満という事実、しかも結構ある。これは法律違反であり犯罪企業である。該当企業に対して私はもはや人の金を何だと思っているのかという眼でしか見れなくなった。 本質的にこの商品は「昔は購入時に『誰か死ぬ予定があるのですか?』なんて怪しまれた―」これに尽きると思う。2017/08/16
もりちゃん
2
本の題名ほどには過激ではなく、何度も同じことを繰り返して説明しているので少々期待外れ。2016/04/04
ソノダケン
2
生命保険会社は刺青(タトゥー)を嫌う。それが反社会的だからではなく、C型肝炎(潜伏期間が数十年に及ぶことも)に罹患するかもしれないから。生命保険について知れば、生命についての理解が深まる。2016/03/18
nora
2
これは良書だと思う。過激な言葉遣いもありますが、ネットなどの独学では知りえないような保険業界の内情を教えてくれている。保険業界を経験されていた著者。政府の保護を隠れ蓑に傍若無人ぶりの保険業界に物申す。そんな意気込みが感じられた。保険選びは面倒だけどこの本は助けてくれそうだ。2016/02/29