内容説明
世間にはアメリカを陰謀国家呼ばわりする識者もいるが、私が見るところ、アメリカがそれほど思慮深く、手練手管に長けているわけではない。腕力だけはヤケに強いが、あまり賢くないために、自分で新たな脅威を次々に作り出していく「迷走する巨人」、それがアメリカなのだ。結果的にも自国の利益になってはおらず、愚かとしか言いようがない。本書は戦前・戦後を通じ、アメリカ自身が原因となって、起こらなくてもいい余計な戦争・紛争を、どれだけ世界に巻き起こしてきたかを説く、いわば「アメリカ外交の失敗史」である。
目次
第1章 オバマの大失言が呼び込んだ南沙諸島紛争
第2章 怪物アルカイーダと「IS」の正体
第3章 「大きなお世話」が生んだ「アラブの『厳冬』」
第4章 「ウクライナ」におけるアメリカの責任
第5章 シリア攻撃をめぐるオバマ政権の弱腰
第6章 「太平洋戦争」も、アメリカが仕掛けた罠だった
第7章 対日戦の終戦処理を誤った米英の大罪
第8章 しなくても済んだ、朝鮮戦争とベトナム戦争
第9章 ニクソンが作った中国というフランケンシュタイン
終章 「迷走する巨人」アメリカと日本
著者等紹介
藤井厳喜[フジイゲンキ]
1952年、東京都生まれ。国際政治学者。1977年、早稲田大学政経学部政治学科卒。同年から85年までアメリカ留学。クレアモント大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。82年から近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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