内容説明
訪日外国人客の激増は日本経済の救世主であると共に、やがて2000万人となる彼らの行動が、日本を変えてゆく。日本が生まれ変わる起爆剤=訪日外国人を考える一冊!
目次
第1章 増加が止まらない訪日外国人客
第2章 ホテル業界の異変
第3章 訪日外国人客の日本での生態
第4章 受け入れ側の課題と解決策
第5章 地方創生の切り札として
第6章 日本再生の切り札として
著者等紹介
牧野知弘[マキノトモヒロ]
1959年、アメリカ生まれ。東京大学経済学部卒業。ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に勤務。2006年、J‐REIT(不動産投資信託)の日本コマーシャル投資法人を上場。現在はオラガHSC株式会社代表取締役としてホテルや不動産のアドバイザリーのほか、市場調査や講演活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
37
団塊世代と外国人が支える旅行業界(36頁~)。箱根、鬼怒川を狙う中国人投資家マネー(70頁~)。LCCが切り開く地方の未来図(168頁~)。この間のバス事故もだが、墜落しないかどうか。パイロットの腕は大丈夫かとも思う。地方空港に呼ぶ体制を自治体、観光業界は整備することが課題(170頁)。安全第一にしないと、墜落して事故して外国人のいのちを奪いかねない。そこだけは譲れない。会話、もてなし、体験が人に本物との出会いを提供するのが観光業の本質(201頁)。2016/03/29
ダンボー1号
10
世は今や「大航海時代」!上手く日本も乗れました。5年前インバウンド事業も少し携わりましたが。当時は尖閣漁船問題で一気にしぼみ インバウンドは水ものという印象でしたが 2000万人超えが見え3000万人が今後の目標とは・・・・スゴイ。それでもフランスに全く及びません。ついついしぼんだ時のリバウンドを心配してしまいますが内需もしぼみ他に手が無く伸びる余地あるインバウンドに力入るのも良く理解できます。この本自体は入門編的な広く浅くのインバウンドセミナーのテキストの様な印象で読みものとしては インパクト薄いです。2015/12/08
おせきはん
8
外国人観光客受け入れの効果と必要な施策の全体像を把握できます。地方空港の活用は、地方に外国人観光客を呼び込むために、その地方を訪れた際に体験できる独自のストーリーづくりなどと併せて積極的に進めていけるとよいと思います。2018/04/09
koji
8
2000万人に迫る訪日外国人は、日本経済立ち直りの救世主になりました。地理(海に囲まれた日本)の壁、言葉(日本語の難しさ)の壁、気質(日本人の排他性)の壁から、1000万人を突破するのは「絶対無理」と思っていただけに、今の数字には「不明を恥じる」のみです。なぜ急増したか。巷間言われる「ビザ発給の緩和、アジアにおける中間所得層の厚み、円安、東京オリンピック」も大きな要因ですが、更に加えると①携帯、スマホの進化(情報の取り易さ)、②日本ブランドの信頼性、③デフレによる物価低迷があるでしょう。さらっと読めました2016/01/10
Humbaba
7
人口が減ればその分消費者の数も減る。それは消費者がその国の人だけであれば正しい理論だが、日本で消費するのは日本人だけでなければいけないという法はどこにもない。日本、そしてその土地の魅力をしっかりと伝えれば訪日観光客の数は増加し、それに伴い多くの消費がなされるようになる。2016/12/02