祥伝社新書
チャーチル―ガリマール新評伝シリーズ

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  • サイズ 新書判/ページ数 275p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396114374
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0297

内容説明

圧倒的不利な戦況にあっても、一瞬たりとも祖国の勝利を疑わず、ドイツ軍の空襲の下、国民の心を一つにし、アメリカの参戦を実現させ、ついには連合国に勝利をもたらした最大の功労者、「英国版 鉄の宰相」は、いかにして生まれたか。

目次

舞台と舞台裏
学校時代
人生の戦線
ボーア人の国のウィンストン
頭角を現わす光る虫
ガリポリ!
塹壕体験を経て武器を磨くまで
二つの世界の間で
二つの戦争の間で
全権を手中に
バトル・オブ・フランス
バトル・オブ・ブリテン
すべての前線で
大同盟
勝利と敗北
新たな闘い
政権復帰
終幕
「偉大な芸術家」

著者等紹介

ドゥデ,ソフィー[ドゥデ,ソフィー] [Doudet,Sophie]
エクサンプロヴァンス政治学院のフランス文学准教授

神田順子[カンダジュンコ]
フランス語通訳・翻訳者。上智大学仏文科大学院博士課程前期修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

32
貴族で父も成功した政治家だったからこそ、多少勉学や性格に難があっても活躍する舞台が与えられて経験を積むことができたのだと思う。でもその父から認められたと感じることなく、父は早くに亡くしてしまった。大帝国の没落を大戦に巻き込まれることで早まることに気付いていたが、その現実を受け入れることには難渋した。今でいえばADHDのような多動性障害も感じる。残っている文章や演説には温かみやユーモアを感じる。フランス人が書いたのでドゴールとの関係に詳しい。ドゴールをフランス鼓舞以上の存在として認めていなかったと思う。2021/12/17

masabi

22
フランス人の手によるウィンストン・チャーチルの評伝。彼の人生と栄華を極めた大英帝国の衰退、解体は重なる。軍事、政治の面で先見の明は卓越していたが、もし彼が平時に首相であったなら世界史に名を刻む指導者とはならなかっただろう。アメリカの武器貸与法制定によってヨーロッパ戦線を維持したが、その代償は大きく海洋覇権を英国から米国を譲り渡すものだった。この点でチャーチルは米国との特別な関係を期待していたのかもしれない。だが、アメリカのほうが現実主義だったわけだが。2016/09/11

夜郎自大

8
熱量が多すぎる人でなかなかこうだとは言えない多面性を持った人だが、相反する自己の性格を非常にバランス感覚が優れていた人だったのではないか。繊細だが鷹揚、用意周到だが臨機応変、快活だが陰鬱、謙虚だが傲慢、現場主義で職人気質だがビジョナリスト。最終章は作者の洞察力が秀でていて人物の魅力をさらに引き出しているが、特にそれだけの人間であってもルールには従順であり、決して権威を貪り職権を乱用したり横領するような生き方ではない。生死に無頓着という点からも、彼自身は自分の活かしかたを俯瞰して見れる器量を持っていたのか。2019/04/24

fumi

4
映画《Darkest Hour》を観て(仰々しい邦題が付いているが私はこの原題を採りたい)。読後まず思ったのは、彼という人は根っからの軍師にして主役気質、そして途方もないギャンブラーで、泰平の世だと凡夫にもなりえる、時ところを選んで生まれてきたような人物だということ。本書には彼の根幹には民主主義があったとあるが、もしそうでなければ世界には二人のスターリンが同時に存在していたかもしれず、それを思うと恐ろしい。映画にもあった「一度に百のアイデアが浮かぶが…」という人物評がルーズヴェルトによるものと知り笑った。2018/04/05

しょー

3
過酷な状況を生き抜いた政治家の伝記。終盤に記された、家族の苦悩が強烈な印象を残した。行動力と明晰な頭脳が、いかに偉大な人物かを証明している。2016/12/21

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