祥伝社新書<br> イスラムの読み方―その行動原理を探る

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イスラムの読み方―その行動原理を探る

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  • サイズ 新書判/ページ数 284p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396114084
  • NDC分類 228
  • Cコード C0214

内容説明

なぜ、イスラム世界は近代化が進まないのか?なぜ、民主主義が根付かないのか?なぜ、テロが止まらないのか?…イスラム世界を語らせれば右に出る者のいない碩学と、中東情勢に精通した外交評論家が、縦横無尽に語り尽くした名著が復刊!イスラム教の成り立ちから、その精神構造、行動原理にいたるまでを、明快に読み解きます。一読、日本人は彼らとどうやって付き合っていけばいいのかがわかる、好著!

目次

序章 イラスムを理解するための基礎知識―日本人には理解できない宗教法体制とは何か(イスラム世界を、どう区分けして考えるか;イラン革命の不思議 ほか)
第1章 マホメットとコーラン―イスラム教の成立と爆発的勢力伸長の謎(商人でもあったマホメットの特異性;コーランと新約聖書の違いとは ほか)
第2章 「宗教」が「国家」に優先する世界―イスラム社会に民主主義が根付かない理由(はたしてイスラムは「砂漠の宗教」か;サウド家の私有財産としてのサウジアラビア ほか)
第3章 イスラムの近代化は可能か―前途を暗示するレバノン、イランの失敗(イスラム教の聖典は宗教というより憲法;宗教国家が近代化をはかる矛盾 ほか)
第4章 イスラエル問題とアラブ人―うかがい知れぬ双方のホンネとタテマエ(荒涼たる地だったパレスチナへの、ユダヤ人の入植;あまりにも原理原則に走りすぎたシオニストたち ほか)
第5章 イラスム世界と日本―まったく異質の社会と、いかに付き合うべきか(「アジアは一つ」という大いなる誤解;百欲しいときに二百を要求する国際社会 ほか)
第6章 イスラム原理主義の台頭と、その行方―なぜ今になって、流れが変わったのか(テロの原因は、イラク戦争ではなかった;イスラム教の成立と、キリスト教との違い ほか)

著者等紹介

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921年、東京生まれ。戦後、山本書店を設立し、聖書やユダヤ関係書籍の出版に携わる。別名で書いた『日本人とユダヤ人』が大ベストセラーに。独自の手法で日本と日本人を論じて著書多数。1991年、没

加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年東京生まれ。外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。77年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務める。日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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funuu

16
日本語の場合は、新古今和歌集に出てくる“言霊の幸ふ国”で、言葉になにか呪術的、神秘的な力が働いていて、自分がその言葉を発することによってそのような状況が事実となって現れるという錯覚がある。だから、日本の首相が行って、アラブの王様と握手をしてきたら、それですべてうまくいくとか、きわめて安易なところがある。サウジアラビアの王族は2万人!サウジアラビアは原理主義のウァフアーブ派国内の王族への批判を避けるためISを裏で指示。兵器は常任理事国製。2016/07/24

とし

7
日本しか知らない僕にとって、価値観が近い欧米社会はまだ理解しやすいが、イスラム圏はまさに暗黒大陸。どういう人が住んでいるのかもよくわからない。この本は、イスラムを熟知する二方の対談集なのだが、とても読みやすくて、イスラム諸国の成り立ちからムスリムの人たちのモノの考え方まで非常にわかりやすい。日本人と価値観がまったく違ってて面白かった。ただし再版本で、出版は40年も昔。僕が生まれた頃の事情はわかったけれど、その後の情報化した世界におけるイスラム諸国とムスリムの変化については終章で駆け足で触れたのみ。2017/03/11

senahate

6
イスラムでは戦うのはカッコよく、真面目に働くのはダメな奴がやるという文化らしい。スーパーカルチャーショック。2016/01/17

あんこ

6
イスラム教のはじまりマホメットから解説してくれるし、対話形式でもあるので非常にわかりやすかった。30年以上も前の本の復刻版だけれど、状況は変わっていないどころか、悪化していて驚く。最後の章は新たに付け加えられたところで、イスラム世界と中国の類似点について触れている。いろいろ納得した。2016/01/09

Mitz

5
40年程前に出版されながら未だ色褪せない名著…との評価の通り、イスラムの成り立ち、精神構造、行動原理がよく分かる内容。宗教が国家・民族や法を超越するイスラムの考え方は、頭では理解できても、感覚的には全く理解できない。この著で述べられている通り、日本とはまさに異質異根。…もちろんこれは書で得る知識で、肌で感じる印象はまた別のもの。そのどちらも大事にしながら、縁あってどっぷり接する事になったイスラム世界への知見を深めていければと思う。そして異文化は鏡。これを機に日本や日本人としての自分の事も考察していきたい。2018/07/28

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