祥伝社新書<br> 大学生に語る資本主義の200年

個数:

祥伝社新書
大学生に語る資本主義の200年

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月20日 04時41分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 281p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396114022
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0210

内容説明

資本主義の“終焉”が論じられ、トマ・ピケティの『21世紀の資本論』が世界的ベストセラーとなった。しかし、私たち資本主義社会の住人は、まだ自分たちの社会の正体を完全に理解できたとはいえない。社会主義や共産主義の理念は、もう滅んでしまったのだろうか。その一方で、かつて冷戦の時代、資本主義社会と激しく対立したロシアと中国が、いままた欧米の文明と相容れなくなっている。その理由は何なのか。こういった問題は、ただ経済的な視点だけで解決できない。私たちは、資本主義という理念がいかにして生まれ、何によって拡張させられたかを知るべきだ。

目次

1章 グローバリゼーションと資本主義社会
2章 多様化する世界
3章 民主主義と個人主義
4章 資本家と労働者
5章 社会主義は終わったか
6章 教育という再生産

著者等紹介

的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年、宮崎市生まれ。神奈川大学経済学部定員外教授。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課禎修了・経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

27
マルクス経済学者による近現代資本主義論。資本論をベースにしながら資本主義の本質をグローバリゼイションととらえ、利潤率の傾向的低下という古典的理論を適用し、労働者の窮乏化が起こると指摘する。講義録であるため、実証性は乏しく、荒っぽい議論(マルクスはユダヤ系ゆえに東洋的な要素があったとか、分かっていながらカトリックとプロテスタントの違いを意図的にか混同してるとか)も多い。何より、資本主義の最期と言いながら、その後の展望がまったく見えてこない。なので結局何が言いたいのかがよく分からない印象を持った。2015/03/13

onasu

26
「資本論」と言えば共産主義だが、それを導き出す元は資本主義。その資本主義に行き詰まり感がある今、「資本論」を傍らに世界を眺めてみる。  マルクス「資本論」を標榜されているだけあって、それを元にした論説には、当初違和感があったが、偏った眼鏡で事象を見ている訳ではない。  資本主義とは利益を稼ぐことだが、その利益が増え難くなっている。そのため、日本も新たな標的として狙われている。格差拡大、TPP…、米国は分捕る気満々だ。  自由とは、一握りの資本家だけが肥えるのも、そのなせる業。安穏とはしていられないのだ。2015/06/23

荒野の狼

5
経済学博士の著者は一般向けに新書をいくつか刊行しているが、本書は著者のゼミナールでの学生に対する講義をもとに編集された2015年発行の本で明快で通読は容易。他書では、著者は学者らしくバランスのとれた文献にしっかりと基づいた知識を読者に噛み砕いて説明する中で、自らの主張を本の終盤に短く述べるといった構成なのに対し、本書は、著者の大胆な発想が、次々に出てきており、楽しい。全6章の構成。本書はタイトルでは資本主義の200年の歴史の分析かと思わせるが、内容は著者による鋭い現代社会分析。2017/08/04

タカオ

5
現代社会で起こっているいろいろな問題をとりあげながら、民主主義や資本主義について説明していく内容となっている。構成は、資本の成り立ちから順を追っていくというわけではなく、あくまでテーマに沿った章立て。説明はどれも興味深く、新書サイズにちょうどよい分量。私は以前『資本論』の第1巻は読んだことがあり、そのときは第1巻さえ読めば十分だろうと思ったが、この本を読むと、それに続く第2巻、第3巻も読んでおきたいと思えてくる。しかし、あれは長くて読むのに骨が折れるから、著者の書いた「超訳」のほうを読んで済ますかな。2019/05/16

5
マルクスとピケティの大きな違いは資本の限界収益率に対する見解だ。マルクスは限界収益率は低下し最後はゼロになって資本主義は崩壊すると言う。ピケティは資本の規模と収益率は正比例すると言う。資本が大きくなると運用に専門家を雇え、投資対象の選択肢も増えるからだ。マルクスは理論的、演繹的で、ピケティは実証的、帰納的という違いはある。2015/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9276699
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。