祥伝社新書<br> 続・梅干と日本刀―日本人の活力と企画力の秘密

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祥伝社新書
続・梅干と日本刀―日本人の活力と企画力の秘密

  • 樋口 清之【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 祥伝社(2014/10発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396113872
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0239

内容説明

初対面の人を、「お近づきのしるしに、ちょっと一杯」と誘う。これは、飲食の場を共にすることで連帯意識の確認をはかる共食文化のあらわれだろう。神と人とが交流する直会の行事にも通じる。日本には古来、人もモノも文化も、新しいものを受け入れては、試してみる精神があった。その湿潤な気候は、本格的なレンガ造りの建築には向かないが、そこでレンガ張りの技法が工夫される。また、舶来のコロッケをヒントにして、精進の雁もどきが創作された。かように自由な企画発想への熱意を示し、日々実行に移していくうち、一種独特で、多層的な文化ができたのだ。日本人に民族の美点を教えてくれた名著の続編!

目次

1章 東京も顔負け!江戸の驚異的な“都市計画”―あらゆる災害に備えて造られた江戸の街(津波のエネルギーから街を護った堀川の知恵;家康の綿密な計画で造られた江戸 ほか)
2章 日本は、江戸時代から“世界一の教育国”―農民は字が読めなかったと考えるのは大間違い(江戸時代のほとんどの農民は字が読めた;生活のために読み書きは必要だった ほか)
3章 意外!日本は古来“ヨコ社会”が土台だ―タテ割り社会を、ヨコ割りの上に重ねた日本の社会(封建的とは、悪いことの同義語なのか;「士農工商」はヨコ割り社会をあらわす言葉 ほか)
4章 日本の文化は、柔軟な“建増し”構造―あらゆるものを貪欲に呑み込んだ日本の重層社会(雁もどきはコロッケをヒントに作られた;竹輪のことをもともと蒲鉾といった ほか)

著者等紹介

樋口清之[ヒグチキヨユキ]
1909年、奈良県生まれ。国学院大学史学科を卒業。登呂遺跡発掘など草創期の日本考古学の発展に尽力し、わが国考古学界の第一人者として名を馳せた。また、社会や生活の文化史的側面から、一般に向けて書かれた著述も多く、その代表作が『梅干と日本刀』(祥伝社新書)である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

28
75年初出。日比谷、丸の内は海だった時代がある(37頁)。この間読んだ東京がヤバいという本には、上野近辺が厳しそうだが。いざという時にはパニックになるのは必至に思われる。Xデーは近々あるのだろうか。年寄りの冷や水:隅田川の水売りが起源で、大腸菌で中毒を起こしたとも(50頁)。元禄時代、江戸は世界一の人口規模(66頁)。江戸時代は女尊男卑(71頁)。極点社会にして男女共同参画? 社会教育としての茶道に華道(109頁)。石上宅嗣の芸亭:世界最古公開図書館(121頁)。2015/03/16

ぬらりひょん

15
全巻ほどではなかったけど、へぇ~、なるほど~ということが満載。家康が江戸に幕府を定めたとき、人口2千人。それが190年間で160万人に。治安、水不足、災害に備えた街づくりに、江戸の人の知恵が。あ~、でも読んでもすぐ忘れちゃうんだよね。悲しいことに。2015/06/18

niisun

15
日本人の特徴を捉えるための素材を様々取り揃えた感じですが、江戸のまちづくりだけ取り上げて「日本人は計画的」と言ってみたりと、論の飛躍が散見されますね。まあ、“続”から読んでしまったので、“続”じゃなく「梅干と日本刀」の方も読んでみてから、改めて感想を書こうかと思います。2014/10/23

今Chan

6
タイトルに惹かれて、続編のみ読んでみた。近代化(=西洋化)の尺度で見ると、江戸時代の文化・風習は封建的だとか前近代的だとかされがちだか、例えば「士農工商」「五人組」「村八分」などは相互救済的な共同体の在り方として見るべき点もあるのではないか等、印象深い指摘が多かった。江戸期の教育の方が、「総合的な個性の開発」いう点では自由度があったという指摘は耳が痛かった。2014/11/21

terry

3
久方ぶりの再読。思えば、戦後偏向教育に影響された私は戦前の日本は脱亜入欧、植民地主義に毒されたアジアの嫌われ者、江戸時代は切捨御免の暗黒時代と思い込んでいた。樋口さんの本を読んで新鮮な驚きを感じ日本の歴史と文化に対し勉強しなおそうと思う契機となった本だった。それまでの日本文化の前近代性・後進性をしつこく吹き込んだ当時の新聞や本の軛から若い私を解き放ってくれた本で(少し大げさか)、当時の左翼崇拝の時代風潮に風穴を開けた本だった。今読むと少々気負いすぎの感はあるが、まったく古さを感じさせない名著であると思う。2014/11/23

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