内容説明
昨今、ネット上では中国・韓国を批判する書き込みが目立ち、排外的なヘイトスピーチも問題となった。加えて安倍政権による集団的自衛権の行使容認が決まり、一連の動きを日本の「右傾化」と見る向きは多い。その背景には、単に「保守派」「タカ派」の影響力が増しているだけでなく、リベラル派の衰退がある。彼らの影が薄くなった要因は、他ならぬリベラル派自身にあるのではないだろうか。端的に言えば、リベラル派は「嫌われている」のだ。「自由・平等・公平」の実現を目指すリベラル派が、なぜ支持を集めることができないのか。リベラル派を自認する著者が、自戒を込めてその理由と対策を探る。
目次
第1章 リベラル派は嫌われている?(「リベラルった何だ」という問題を考えるきっかけ;罪を犯した精神障害者をどう扱うかという問題;立ち消えになった「処遇困難病棟」案;九〇年代初頭と現在との大きな違い;報じられることのなかった、秘密保護法案成立への動き;誰かが気づくかもしれないという思い;無力になったリベラル派の意見 ほか)
第2章 「純血主義」で分裂するリベラル派(小泉元首相の「原発ゼロ宣言」;脱原発の「理由」は重要ではない;一点突破ができないリベラル派;「純血主義」があらわになった二〇一四年の都知事選;負けグセのついてしまったリベラル派;リベラル派に生まれた疑心暗鬼;一矢報いるためには何が必要か ほか)
第3章 「ポジナショナリズム」の時代(グーグルの「サジェスト汚染」による被害;ファンレターの何十倍も届く批判の手紙;「反日」のリベラル派はいるのか;二〇〇〇年代になって高まってきたナショナリズム気分;橋下現象から安倍現象へ;橋下氏と石原氏の日本維新の会が分裂した理由;安倍氏よりも橋下氏のほうが、まだマシ ほか)
第4章 リベラル派が生き残るには(「私がすばらしくあるために、国がすばらしくなければならない」;「新自由主義」という手強い敵;「売れれば良い」でも「売れなくても良い」でもなく;リベラル派は清貧でなくてはならないのか;清貧思想がリベラル離れを加速する;福田和也氏の不満;左翼は貧乏くさいのか ほか)
著者等紹介
香山リカ[カヤマリカ]
1960年、北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医、立教大学現代心理学部教授。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍、現代人の“心の病”について洞察を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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