内容説明
吉田康弘―この名前を知る人は少ないかもしれない。なぜ、この“無名”選手が、平均引退年齢26歳のJリーグで、39歳までプレーできたのか。恵まれた肉体も、すぐれた運動能力もあるわけではない。なのに、なぜ?それは、チームが何を求めているか、自分は何をすべきかを自ら理解し、実践してきたからだ。組織(チーム)と個人(選手)。このテーマは、スポーツの世界に限らない。彼が「生き残った理由」は、ビジネスマンにとっても好テキストとなる。
目次
第1章 組織との関係
第2章 自分の能力を知る
第3章 最強の練習法
第4章 モチベーションの維持
第5章 本番に強くなる
第6章 トラブル、スランプへの対処
第7章 視野を広げる
第8章 セカンドキャリアと管理職
著者等紹介
吉田康弘[ヨシダヤスヒロ]
横河武蔵野FC(JFL)監督。1969年、広島県生まれ。東海大学第一高校(現・東海大学付属翔洋高校)在学中、全国高等学校サッカー選手権大会優勝。明治大学農学部卒業後、1992年に鹿島アントラーズ入団。卓越した戦術眼でジーコから後継者に指名される。清水エスパルス、サンフレッチェ広島、FC岐阜、藤枝MYFCでプレー。2010年に引退。横河武蔵野FCコーチ、明治大学体育会サッカー部コーチを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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k
5
「どこに油を差すとチームが機能するか、シミュレーションする」ジーコやピクシーといったスター選手とともにJリーグのピッチに立ち、試合に出るためには、何をすべきか?組織の中での自分の役割について考えることの大切さについて。2014/08/02
エッグマン一号
4
「いい選手が試合に出るのではなく、試合にでるのがいい選手。」サッカーは頭を使わないといけないようです。2014/05/31
suzuki s
3
長谷部選手の本にも共通していたが、競争の激しいプロサッカーのステージで戦うにあたって、自分のしたいことではなく、チームにとって自分に何ができるのかを考えて常に能力を高めていく姿勢がある。プロフェッショナルとしてどう考え、行動するべきか。選手として、指導者としての立場を通して具体例を踏まえて解説されていた。2015/11/08
ひで
3
アントラーズミュージアムに一昨日行きました。そこで見た1992年からの在籍全選手の中にいた著者。また、FC東京を下した試合の指揮官だったとは知りませんでした。しかし、サッカーの話ですが企業人にとっても示唆に富む内容です。野球でないビジネス本として売るべきですね、この本は。2014/08/05
J.H
2
サッカー部の弟の勧め。1日の振り返りを朝にすること。自分のミスの幅を広くする。 2020/07/12