祥伝社新書<br> 日本と台湾―なぜ、両国は運命共同体なのか

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祥伝社新書
日本と台湾―なぜ、両国は運命共同体なのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396113353
  • NDC分類 302.224
  • Cコード C0222

内容説明

中国の台頭と剥き出しの野心によって、いまや窮地に立つ台湾。それもやむなしの大勢となりつつある国際世論。だが中国の台湾吸収は、日本にとっても対岸の火事ではすまされない。国内随一の知台派であり、台湾の消滅は日本の亡国につながると焦慮する著者が、豊富な台湾人脈を駆使して、その真の姿に迫る。

目次

序章 台湾は中国ではない―その成り立ちと歴史をたどる
1章 世界で唯一「日本」を理解する国―戦前の日本統治は何を遺したか
2章 蒋介石は台湾で何をしたのか―知られざる暗黒の国民党統治
3章 米中、日中に翻弄される台湾―世界で最も虐げられている国の悲劇
4章 馬英九政権の行方―台湾でいま、何が起こっているのか
終章 「日本と台湾」の将来―なぜ両国は、運命共同体なのか

著者等紹介

加瀬英明[カセヒデアキ]
1936年、東京生まれ。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。外交評論家として内外に豊富な人脈を築き、77年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問として対米交渉に貢献。日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

p.ntsk

45
緊張感が増している台湾海峡。今一度台湾について知りたいと思い読んでみた。台湾や中国と関わりの深い筆者の経験に基づいた内容。保守の論客なので偏りがありまた系統だって書かれているわけではないので読みやすくはなかったけど知らないことがたくさんあり(というかほとんど知らないことばかり)で勉強になった。台湾有事は他人事ではないので危機感をもって注視していかなければとあらためて思った。 2022/02/06

Apple

11
2013年に刊行された古い本ですが、無知な私にとっては、歴史的背景から日本にとって台湾との関係がいかに安全保障上重要かわかった気がします。著者の言うことが正しいとしたら、確かに兄弟?分身とも呼ぶべき台湾に対し日本人の関心が薄いのは由々しきとこだと思いました。中国国民党、蒋介石、二二八事件などのことはある程度前提知識として必要とする内容であり、私はインターネットでちょっと調べながら読みました。隣国についての知識が欠如していると言うのは問題だ、という意識が芽生えました。2021/08/17

東京には空がないというけれど・・・

7
著者はまさに「右」の論客であり、強硬的な政策にはひいてしまう部分もあった。しかし、台湾に関する歴史的経緯と事実関係については、新しく得た視点もあった。他の台湾に関する書物と合わせて読むと、「台湾」に対する視点がそれぞれであり、日本ー韓国ー北朝鮮ー中国ー米国の関係性、政策も多様であることがわかる。その意味では、この本は読むべき台湾関連本の中の一冊だろう。ただ、他の本も幅広く読んだ方が良いと思う。2021/04/12

yendows

7
台湾は国際法的に所属が未定で、中華民国のものでも中華人民共和国のものではない。日本にとって、台湾の自立は重要なのだから台湾の国際地位を高める為に協力をすべきだ。という結論の元に、1945年以降の台湾の歴史を書く。ただ、中国の民族性の否定が要所要所で唐突に入ってくるのがなんだかな。二・二八事件。彭明敏亡命事件。馬英九政権。台湾2300万人の人口のうち200万人以上の台湾人が中国大陸に投資して設立した会社で働き生活をしている。2016/05/29

おっくー

6
友人が持っていて面白そうと思って買った本。台湾に親日家が多い理由と日本政府が台湾との関係が今の状態になった理由もわかった。読みやすく、すぐに読み終わった。台湾に対して興味がわいた。2014/05/22

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