内容説明
言葉のしくみがわかれば、語学は上達する。
目次
第1章 外国語ができるということ(外国語で話すという感覚;どうして外国語が身につかないのか;私はこうして覚えた)
第2章 音声と語彙を習得する(音声と言語;言葉の「意味」とは何か;語感を身につける;言葉の「一般常識」を捨てよう)
第3章 文法を習得する(文法とは何か;「学校文法」の正体;文法の形式主義と論理中心主義)
第4章 多言語を習得する(具体的な勉強法;マルチリンガルになる)
著者等紹介
橋本陽介[ハシモトヨウスケ]
1982年、埼玉県生まれ。慶應義塾志木高等学校卒、慶應義塾大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得。現在、慶應義塾大学非常勤講師(中国語)。慶應義塾志木高等学校非常勤講師(国語)。専攻は、中国語を中心とした文体論、比較詩学。ほぼ独学で、7カ国語を習得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
95
★★★☆☆ この本はマルチリンガルを目指す人のために、書かれているそうだ。これまで5ヶ国語に手をだしたが、結局英語しか身につかなかった私には、複数言語を習うことで得られる相乗効果には学べることが多かった。「言語によって世界の分け方が違う」という見識は目からウロコだった。英和辞典を引くと多くの訳が出てくるのは、世界の分け方が大きく異なるからで、中日辞典に多くの意味が載っていないのは、日本が古くから中国の言葉を取り入れてきた歴史があるからだそうだ。なるほどー。2018/12/01
harass
67
物語論の著者がこういう本を出しているのかと、驚き借りるが、同姓同名の別人の本だった。とりあえず目を通す。7カ国語、全部完全にモノにしたとは言わないが、著者の勉強方を語る。著者によると、TVドラマや教材を徹底的に聞くことからはじまるという。短期間に一気にこなすのがいいという。飛ばし読みで終える。自分が年を取ったせいもあり、以前ほどの勉強欲が無いのを自覚する。個人的に語学のプロに聞いたこととほぼ同じだった。しかし、「語学ができる」と公言するのと、語学学習が趣味であると話すのは、ずいぶんと差があるのだ。ホンマ。2017/07/20
yomineko@ヴィタリにゃん
62
著者の外国語学習についての真摯な態度。ただ闇雲に勉強するのではなくちゃんと計画を立てて修得なさっておられます。ただちょっと専門的な話が多すぎたのでそこは飛ばし読みしました。語学を学ぶのに必要なものは音声!!!私もそう思います。海外ドラマの「フレンズ」は本当にいいみたいですね!アマプラにないのが残念です。著者の様に音声を大事にしてこつこつやって行きたいと思います。2021/05/01
壱萬参仟縁
31
著者の外国語学習歴は凄まじい。日本語、中国語、英語、仏語、独語、西語、露語、韓語とのこと(4頁)。仏語と西語は類似(22頁~)。単語は例文で覚えた地道な作業(49頁)。中国最古の詩集『詩経』を読むと擬音語・擬態語が登場する(120頁)。自分で観察することの大切さ。外部から与えられるものに素直な疑問をいだくこと。観察を組み合わせれば、記憶も強くなる(168頁ゴシ太字)。2015/10/01
KAZOO
28
もう少し各語学(7カ国語)についてのノウハウを書いてくれるものだと思いましたが、それはすくなく全体的な語学勉強法の感じでした。それはそれでいいのですが私としては、マスターする具体的な方法を期待しました。枡添都知事も7カ国語の勉強法を出しているのでそちらのほうが具体的かな?2014/08/18
-
- 和書
- 薬物売人 幻冬舎新書