内容説明
先行きの見えない経済不況、東日本大震災を経て、日本はいま閉塞感に包まれている。なぜ、リスクを取り、過去を捨てて変われないのか。その最大の壁は「常識」だ。いま必要とされているものは、孤立を恐れず、常識を破る力、すなわち「異端」の力である。古今東西の歴史を紐解けば、この異端力こそが歴史のページをめくってきた。キリスト、ガリレオ、龍馬、ジョブズ…みんな異端だった。なかでも日本仏教の歴史はその最たるものである。
目次
第1章 歴史のページは「異端」がめくる―宗教・政治・科学を変えた「型破り」の効用(型を破るには型を知りつくせ;創造的な人が高学歴でないのはなぜか ほか)
第2章 日本仏教を発展させた異端の力(日本仏教は異端の歴史;危険人物だった聖徳太子 ほか)
第3章 異端は人間社会の宝物(中世キリスト教の異端審問と魔女狩り;神さまに近づきすぎた異端たち ほか)
第4章 自分の中の異端力を高めよう(自分で診断できる「異端度」;人生は本音と建前のバランスが大事 ほか)
著者等紹介
町田宗鳳[マチダソウホウ]
広島大学大学院総合科学研究科教授。1950年、京都市生まれ。14歳で出家し臨済宗大徳寺で修行。34歳で寺を離れ、渡米。ハーバード大学で神学修士号、ペンシルバニア大学で博士号を得る。プリンストン大学助教授、国立シンガポール大学准教授、東京外国語大学教授を経て現職。国際教養大学客員教授、広島大学環境平和学プロジェクト研究センター所長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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