祥伝社新書<br> 日本の鯨食文化―世界に誇るべき“究極の創意工夫”

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日本の鯨食文化―世界に誇るべき“究極の創意工夫”

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396112332
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0295

内容説明

学校給食から「クジラの竜田揚げ」が消えて久しい。鯨肉の供給量は、反捕鯨勢力の圧力で激減し、すっかり高嶺の花となった。一度も食べたことがないという日本人が増えている。私たちは古来、食べることを前提にクジラを捕ってきた。皮も内臓も軟骨も、一頭を余すところなく食べる。江戸時代に、八〇種以上の部位を解説した料理本が書かれていたほどだ。なにより愛着と敬意をもってクジラに接してきた。こんな優れた食肉文化は、世界を見渡しても他にないだろう。固有の食文化こそが、民族性の基本である―。途絶えさせることなく、後世に伝えなくてはならない。

目次

序章 クジラが大衆食だった時代(日本人を救ったクジラ;「クジラの竜田揚げ」が消えた日 ほか)
第1章 日本の鯨食は、いかにして発展したか(食文化こそが、民族文化の基本である;鯨食の土台を築いた「鯨組」 ほか)
第2章 鯨食は生きている(鯨肉はどこから来ているか;いちばんおいしいクジラは何か? ほか)
第3章 日本全国の鯨食文化を訪ねて(クジラと歩んだ日本人;千葉の鯨食を訪ねる ほか)
終章 未来食としてのクジラ(増えている鯨類資源―南氷洋と北西太平洋;クジラは、人類最高の食材)

著者等紹介

小松正之[コマツマサユキ]
1953年、岩手県生まれ。東北大学卒業。エール大学経営学大学院(MBA)修了。東京大学農学博士。1977年に農林水産省に入省後は、水産庁「資源管理部参事官」「漁場資源課長」などを歴任。一貫して国際交渉畑を歩み、IWC(国際捕鯨委員会)、CITES(ワシントン条約)、FAO(国連食糧農業機関)などの国際会議に日本代表として出席する。現在は国立「政策研究大学院大学」教授として教鞭をとり「リーダーシップ論」を講義している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

14
給食で鯨を食べた事が無い世代なので、鯨食は良く知らずに食べてみたい憧れがあり、捕鯨が盛んだった地域はそれぞれ独自の鯨食文化が残っている。商業捕鯨が復活すれば再び日本人の元に安価で食べられるのだろうか。2025/03/18

秋 眉雄

14
本の大半は捕鯨の歴史と食文化、各部位の食べ方や充実のお店紹介で占められていますが、所々に顔を見せる熱い思い。シーシェパードに対する憤りなんか一つも書かずに、日本のシーシェパードに対する府抜けた対応に憤る。熱いなあ。本気ですね、小松さんは。商業捕鯨再開に懐疑的な人であっても絆されてしまうような一冊です。読後、どれどれ、大和煮の缶詰でもネットで買うかと思ったら、いやーやっぱり高いですね!2017/11/06

ののまる

7
ドキュメンタリー映画『鯨のレストラン』を観て、わしゃ鯨食について誤解しとったのか?と思い、読んでみたのだが、かなりの部分を,西洋からの情報刷り込みというか、自分の怠慢で誤解しておった件。2023/10/09

tsubomi

6
2016.11.28-11.30:水産庁で勤務していたせいか、基本的に捕鯨大賛成派の意見の著者。私は最近読んだ雑誌で食の多様性を維持することの大切さというのを実感したのと、調査の結果鯨は数を回復してきているというのを知ったのとで、共感できる部分は多かったです。ただ、南氷洋に出かけていって捕獲するのは日本の伝統的文化なのか?といえば違うと思うので、そこはどうも賛同しかねるのですが。この本を読んだ後、初めて鯨ベーコンを買って食べてみましたが、やっぱり私は赤身部分の方が好きだなと思いました。2016/11/30

まゆ

6
日本人として捕鯨を擁護したい気持ちはあったけれど、なぜ擁護すべきかはわからなかったため読むことにした。この本を読んで、環境・世界的食料危機の面から鯨食は保護拡散させるべきであり、反対派の主張は倫理的にも最近の状況にも合っていないことがわかった。とりあえず鯨料理食べたい。2016/02/24

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