内容説明
「会社を背負っている社員は、全体の五パーセント」―長く企業再建に携わってきた著者は言う。彼らは、「仕事のプロとは、何たるや」を知っている人たちだ。一方、この下に控える四〇パーセントの社員は、「仕事のアマ」である。日々の仕事に熱心で、問題なくやれてはいるものの、なかなか際立った成果につながらない。この差は、いったいどこから来るのだろうか?本書には、両者を分け隔てる差が何なのかが、具体的に述べられている。プロの考え方から学び、意識を少し変えるだけで、その差は埋められる。
目次
その1 勝ちぬく人から法則を学びなさい
その2 仕事の方法論をガラリと変えなさい
その3 人を動かす人になりなさい
その4 組織の力を信じて利用しなさい
その5 商売の基本を頭に入れておきなさい
その6 半歩でいいから工夫を加えなさい
その7 とことん人を見極める眼を養いなさい
その8 世の中の仕組みに目を配りなさい
著者等紹介
長谷川和廣[ハセガワカズヒロ]
1939年、千葉県生まれ。中央大学経済学部卒業。グローバル企業などで要職を歴任したのち、2000年、ニコン・エシロール社の代表取締役に就任。「1年で黒字、2年で無借金経営」を実現し、その手腕を高く評価される。現在は、ビジネスコンサルタントとして、2000社以上の企業再建に立ち会う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dice-kn
3
若者向け仕事心得のような印象でした。お金をもらうからにはアマではダメでプロでないといかんですね。考えても仕方がない(どうにもならない)ことは考えずに、より良くするにはどうすれば良いかに注力して、やれることをサボらずにやっていきたいと思います。2020/06/20
KAKAPO
3
自分の手足ではなく自分の分身となる人材を育てることができると、その後の仕事は大きく変わる。どんなに仕事ができる人であっても、上司の顔色を窺っているいる人は、自分の分身として信頼することはできない。より大きな目的(会社の目的)を理解し、経営者と同じ価値観で判断できる人をどれだけ育てることができるか。それが、これからの厳しい時代に生き残っていくために必要なこと。自分に与えられた仕事が、より大きな目的(会社の目的)にどのように繋がるのか?それを考えずに仕事をする社員など、必要ない時代がそこまで来ている。2011/01/08
ぴよっぱ
3
納得する部分も多く、自分がいかにアマかということを痛感。しかし、プロを目指すべきなのかと自問自答。仕事のスタンスを考えるきっかけになりました。2011/02/07
Honesty
3
社会人歴丸5年。この本を読んでいて確信したのは、自分は間違いなく仕事のアマであるということ。この本を読むことで自分が普段どんなふうに仕事に取り組んでいるか、考えさせられた。赤字を出してはいけない、売上よりも利益を出す、何よりも一番自分の心にヒットしたのは、部下との付き合い方。無難にスマートな上司を演じているけれど、この本を読んではたしてしっかりと後輩のことを見ていないなぁと感じた。若いビジネスマン、これから就職する人は善因読んでおくべき本だと思う。2011/02/03
復活!! あくびちゃん!
3
若い社会人向けの内容。1つのテーマにつき2ページで構成されており読みやすい。ただ、それだけに割と一般的なことが多く書いてあるのも事実。悪くはないけどネ。2011/01/31