祥伝社新書
尖閣戦争―米中はさみ撃ちにあった日本

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396112233
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0231

内容説明

アメリカとがっちり手を握った中国が、日米安保空洞化の虚をつく。そのとき、日本はどうするか。はたして活路はあるのか!?代表的論客と、気鋭の中国ウォッチャーによる「白熱の対論」。

目次

序章 尖閣事件が教えてくれたこと(沖縄は中国の海になった;起こるべくして起こった事件 ほか)
1章 日米安保の正体(中国の息の長い戦略的、かつ野心的な計画;南シナ海で現実に起こっていること ほか)
2章 「米中同盟」下の日本(中国の経済発展につぎこまれた日本のお金;中国経済最大のピンチだった天安門事件 ほか)
3章 妄想の東アジア共同体構想(米中両国の締めつけに抵抗しなかった自民党政権;中曽根康弘の大罪 ほか)
4章 来るべき尖閣戦争に、どう対処するか(勝手に自分から土俵を割った日本;日本にも切れる外交カードはある ほか)

著者等紹介

西尾幹二[ニシオカンジ]
評論家。電気通信大名誉教授。1935年、東京生まれ。東大文学部独文科卒。同大大学院文学修士。文学博士。文芸、教育、政治、国際問題をめぐる幅広い分野で言語活動を展開

青木直人[アオキナオト]
1953年、島根県生まれ。中央大学卒。中国問題に関する緻密な取材力と情報収集力に定評があり、中国・東アジア関連の著作多数。現在「ニューズレター・チャイナ」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

19
評論家とジャーナリスト。10年著。アメリカはボーイングしか輸出するものがないとか、中国国内での自動車販売はアメリカの2倍売らないと同じ利益を上げられないなど怪しい記述もある。当時の民主党政権批判が主で、本格的には尖閣諸島の問題は語られていない。2019/06/12

ひさしぶり

18
約15年前に読んでいたら「なんちゅう極端な思考や」と思っていただろう。安倍さんの薫陶うけたトランプさんのやろうとしている事TVじゃ酷評だけど。有名無実化した国際団体、自国や世界の利益の搾取、伝統や文化を無視した移民政策、教育や報道の偏向のぶっ壊し。尖閣問題を軍事的視点だけでなく、経済大国同士の殴り合いの歴史の視点からの問題でもあることに気づかせてくれる。プラザ合意の頃に日本に軍事力があったら失われた30年はどう変わったのかと思う2025/05/08

ダイキ

3
「西尾 経済ナショナリズムが潰れると、そのあとにナショナリズムは、もう何もないわけです。何のプライドを支えるものもつくれないでいて、ずるずるときてしまった。これがこの国の悲劇だと私は思っているわけです。その最大の罪は自民党にあると、いいたい。」(三章)2022/01/19

jj

2
民主党時代の著。当時の日本政治の迷走ぶりで、外交は壊滅状態でしたね。日米関係悪化、米中関係の改善・緊密化、如何に日本から利益奪取するかという米中密約。最近、クリントン前国務大臣の私的メール事件をリークさせた理由も、当時からの中国ロビー活動(資金提供)を目立たなくする為とか、オバマ夫婦の媚中の理由など気になる噂は多いですよね。また、日本経済全盛期に米国が仕掛けた日本潰しの手法が当時の政治家/世論を巻き込み、規制緩和という名の下、巧妙に日本の富を全て継続的に吐き出させた米国の成功体験に全てが繋がりそうですね。2016/03/31

massi

2
米中に依存しない日本の真の独立を目指す中立的な良著。主題は3つ。1.安保の本質:米国は領土紛争に中立で、日本防衛は米議会次第。2.米中のカモにされる日本:中国は、ODAや間接支援で7兆円以上日本から搾取。米国は、円高、民営化・規制緩和や日本型経営の破壊をし、元安による在中米企業の利益を独占。3.侵略の対処法:①ODAや間接支援の廃止②図書の閲覧禁止とデータ保存(中韓による日本の尖閣・竹島領有の証拠隠滅への対策)③マスコミ、大学に侵入する中国・朝鮮人の歴史改ざん、世論操作や暴動を注視④憲法改正⑤海自の駐留2012/09/05

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