祥伝社新書<br> 記憶はウソをつく

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祥伝社新書
記憶はウソをつく

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111779
  • NDC分類 141.34
  • Cコード C0211

内容説明

思い出はなぜ美しくなるのか?目撃証言があてにならない理由とは?最新心理学が解き明かしたメカニズム「記憶はこうして捏造される!」。

目次

序章 記憶の不思議(記憶に左右される私たち;自分の記憶はどこまで真実なのか;わずか十五分の自分の行動を説明できるか;目撃者の証言はどこまで信じられるのか)
第1章 偽の記憶は簡単に植えつけられる(幼児虐待は本当にあったのか;偽りの記憶の植えつけが可能なわけ;記憶の植えつけは実験できる)
第2章 記憶は無意識のうちに書き換えられてしまう(なぜ、虚偽の自白をしてしまうのか;記憶は時間とともに忘れ去られるもの;自分の行動や気持ちすべてに明確な理由などない;抑圧は無意識に行われる;自分の行動は相手が納得してはじめて成立する;イメージが強化されると実際のことのように思えてくる)
第3章 記憶はどこまで再生できるのか(目撃証言の危うさ;目撃者の証言は思っているほどあてにならない;記憶のメカニズム;記憶の再生量に影響する諸要因)
第4章 記憶はどこまで嘘をつくのか(誘導され、揺れ動く私たちの記憶;権威者によるフィードバック効果)

著者等紹介

榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年生まれ。東京大学教育心理学科卒、東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻に学び、大阪大学助教授を経て、名城大学教授。心理学博士。新たな心理学領域「自己心理学」の確立を目指して活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Maiラピ

24
“記憶とは、本当に過去にあったもの”・・・実は記憶は、後で入ってきた情報や、現在の心理状態の影響を受けて刻々と姿を変えてしまうことがある。本書は冤罪事件に焦点化しつつ、記憶の不思議を追及。時々、他人と共有の記憶の相違に戸惑うことがある、絶対そうなのにって・・・お互い譲らない。 なんだか自分自身の足元が少し揺らぐ怖い内容だ。今の自分って過去の記憶の上に成り立っているんだから。2011/08/21

武井 康則

11
アメリカで、一時期多くの子どもが親を被虐待で告訴し、しかし実はそんな事実がなかったという事件?があった。なぜ被虐待という自分にとってネガティブな偽記憶を本人が作り上げたのか。筆者は日常記憶はコピーではなく、再構成だと言う。取り込んだデータをイメージとして再構成するから、事実から取り込もうが、人から言われて取り込もうが、再構成してしまったら、どちらも等価となる。作為のない偽証や嘘はここから生まれる。記憶についての研究や実験も豊富に例示しており、説得力がある。2021/07/08

tnyak

6
自分の記憶を100パーセント信じてはいけない、と強く思った。 2022/01/05

とんぼ

6
記憶ってのはいかに流動的で不確かなものかってことですね。実際にはなかったこともあった、と言われると記憶を捏造していくケースもあるというのが恐ろしい。想像でも妄想でもなく捏造。しかも本人はそれが本物の記憶だと信じ込んでるわけで。今自分が確かだと思ってる記憶の数々が本当に本物なのか、と疑うと怖いですねえ。目撃証言の当てにならなさはそりゃそうだろうな、と思う。私なんて知り合いの顔すら覚えるのに時間がかかるのに、ちらっと見ただけの人の顔を覚えられてるわけがない。2010/06/21

aaaabbbb

5
なかなか恐ろしい本だ。 記憶というのは、過去の再生ではない。 記憶は外部から、あるいは自分の内部から影響を受けて常に変容し続ける。 変容するということは、記憶は記憶した瞬間から真実から離れていく可能性が極めて高い。 様々な事例や実験結果からそれを説得的に説明している。 自分の記憶も他人の記憶もあてにならない。特に、時間が経過したり、他人に影響された記憶は殆どあてにならない。人は、想像と記憶とをはっきり脳内で区別しない。時には混同が起きる。 世の真実とされていることの多くは幻想かもしれない。 2019/06/30

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