内容説明
思い出はなぜ美しくなるのか?目撃証言があてにならない理由とは?最新心理学が解き明かしたメカニズム「記憶はこうして捏造される!」。
目次
序章 記憶の不思議(記憶に左右される私たち;自分の記憶はどこまで真実なのか;わずか十五分の自分の行動を説明できるか;目撃者の証言はどこまで信じられるのか)
第1章 偽の記憶は簡単に植えつけられる(幼児虐待は本当にあったのか;偽りの記憶の植えつけが可能なわけ;記憶の植えつけは実験できる)
第2章 記憶は無意識のうちに書き換えられてしまう(なぜ、虚偽の自白をしてしまうのか;記憶は時間とともに忘れ去られるもの;自分の行動や気持ちすべてに明確な理由などない;抑圧は無意識に行われる;自分の行動は相手が納得してはじめて成立する;イメージが強化されると実際のことのように思えてくる)
第3章 記憶はどこまで再生できるのか(目撃証言の危うさ;目撃者の証言は思っているほどあてにならない;記憶のメカニズム;記憶の再生量に影響する諸要因)
第4章 記憶はどこまで嘘をつくのか(誘導され、揺れ動く私たちの記憶;権威者によるフィードバック効果)
著者等紹介
榎本博明[エノモトヒロアキ]
1955年生まれ。東京大学教育心理学科卒、東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻に学び、大阪大学助教授を経て、名城大学教授。心理学博士。新たな心理学領域「自己心理学」の確立を目指して活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Maiラピ
武井 康則
tnyak
とんぼ
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