祥伝社新書<br> 知られざる「吉田松陰伝」―『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?

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祥伝社新書
知られざる「吉田松陰伝」―『宝島』のスティーヴンスンがなぜ?

  • よしだ みどり【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111731
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

内容説明

スティーヴンスン研究家である著者は、ある時、文豪の書いた一行に目が釘付けになった。そこには、彼がヨシダトラジロウの伝記を書いたと記されてあったからである。だとすると、それは国内の誰よりも早く、世界で初めて書かれた松陰伝ということになる。だがそれにしても、彼はいつ、どこの誰から松陰のことを知ったのだろうか。そしてその内容とは。またイギリス人の彼をして松陰伝を書かしめた動機とは何か。そこに込めようとしたメッセージとは。アメリカ、スコットランド、日本―著者の謎解きの旅が始まる。

目次

序章 なぜ、世界最初の吉田松陰伝が英国で―日本より十一年も早く業績が評価された理由
第1章 スティーヴンスン作『ヨシダ・トラジロウ』全訳―それは感動に満ちた内容であった
第2章 誰が文豪に松陰のことを教えたのか―維新の群像たちが求めていたもの
第3章 どうして伝記は密封されていたのか―松下村塾の秘密を解くカギはここにある
第4章 松陰伝がサンフランシスコで執筆された理由―文豪にとって、松陰は「勇気」であった
終章 スティーヴンスンが日本に残したもの―われわれに誇りを取り戻させてくれた

著者等紹介

よしだみどり[ヨシダミドリ]
東京生まれ。日本テレビの幼児教育番組『ロンパールーム』の司会を1969年から4年間担当。スティーヴンスンの生涯を描いた『物語る人』(毎日新聞社)で平成12年度「日本文芸大賞伝記・翻訳新人賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

75
酒井忠康「芸術の補助線」に、「宝島」「ジキル博士とハイド氏」のスティーブンスンが「吉田松陰伝」を書いたとの記述があり、興味が湧き調べたらこの本に出会った。スティーブンスンは、松下村塾で学んだ人物から吉田松陰のことを聞き文章にしたらしい。世界で最も古い「吉田松陰伝」である。この本にはその全訳も収められている。スティーブンスンの父と叔父は、灯台の設計をやっており、日本初の灯台にも関わっていた。松陰が密航に失敗した下田沖を照らしているのは、父たちが設計した灯台。不思議な縁が繫る。これだから読書は、やめられない。2021/06/11

くものすけ

8
宝島のスティーヴンンスンと吉田松陰の関連にはびっくり仰天! 下田、御前崎、犬吠埼などの灯台がスティーヴンスン灯台と聞きさらに驚いた。下田で捕らえられ、その足元を照らす灯台との因縁にも驚く。スティーヴンスンは人からのまた聞きにもかかわらず、吉田松陰の行動、人柄に感激して「吉田松陰伝」を書き上げたという...。伝わる「物」は伝わるのかもしれない。2019/11/30

BluePlanet

5
★★★★★2009年9月5日発行。「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」のスティーヴンスンと吉田松陰・・・全く接点がないと思われる二人が、偶然に偶然が重なり繋がっていたのですね。確かに著者はスティーヴンスンの研究家であったようですが、この文豪の書いた一行を手掛かりに、アメリカのモントレーからスコットランド、さらには西サモアまで調査し、二人の接点を紐解いていく。ここまで調べ上げた著者の執念もすごいですが、この二人の人物の周りの人間がどんどん繋がっていくという事実・・・推理小説を読み解くような面白さでした。2015/01/18

kaguyam

3
萩へ旅に出た時に見かけた一冊。だってほら、気になるじゃないですか。「宝島」のスティーヴンスンと吉田松陰の繋がりが見えないから。この二人がほぼ同時代の人であるとか知らなかった。話が広がりすぎてるし、スティーヴンスンを知らなければわかりづらい内容だったかと思われる。スティーヴンスン一族が日本と深く関わってたっていうのは面白かった。 彼は世間が言うところの、成功を得るために闘ったのではない。進歩を勝ち取るために闘ったのだ。2015/12/08

駄目男

3
一面識もないイギリスのスティーヴンスンが何故、松陰のことを知っていたのか? 小説「宝島」が生まれたのは1883年。 「ジキル博士とハイド氏」の完成は1886年。 しかしそれよりも早い1880年3月にスティーヴンスンは雑誌に『トラジロウ・ヨシダ』なる一文を掲載している。 来日したことすらない彼が松陰のことを知っていた理由は。 初めて知った事実、歴史は面白いですね。 2014/02/19

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