祥伝社新書<br> ドイツ参謀本部―その栄光と終焉

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ドイツ参謀本部―その栄光と終焉

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111687
  • NDC分類 392.34
  • Cコード C0220

内容説明

ビスマルク首相、モルトケ参謀総長の下で「史上最強」といわれた集団組織はいかにして作られ、そして消滅したか。その歴史を調べることは、とりもなおさず究極の組織論、リーダー論につながる。さらにリーダーを政治家、スタッフを軍部(自衛隊)に置き換えれば、そのまま現代の日本の理解ともなり、「文民統制」のあり方を考えるヒントともなる。ドイツ参謀本部は、まさに教訓の宝庫である。

目次

第1章 近代組織の鑑‐ドイツ参謀本部―フリートリッヒ大王が制限戦争時代に残した遺産(「教訓の宝庫」としてのドイツ参謀本部;ヨーロッパの陸戦史、四つの時代区分 ほか)
第2章 かくて「頭脳集団」は誕生した―ナポレオンを挫折させたプロイセン参謀本部の実力(プロイセン軍の動脈硬化;どん底に落とされたプロイセン ほか)
第3章 哲学こそが、勝敗を決める―世界史を変えたクラウゼヴィッツの天才的洞察(改革思想の余燼(1)―ボイエン
改革思想の余燼(2)―グロルマン ほか)
第4章 名参謀・モルトケの時代―「無敵ドイツ」を創りあげた男の秘密とは何か(文学的素養と文学者的外見を持った軍人;侍従武官から参謀総長へ ほか)
第5章 「ドイツの悲劇」は、なぜ起きたか―ドイツ参謀本部が内包した“唯一の欠点”(リーダーなきスタッフの悲劇;シュリーフェン・プラン ほか)

著者等紹介

渡部昇一[ワタナベショウイチ]
1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1955年上智大学大学院博士課程修了後、西ドイツのミュンスター大、さらにオックスフォード大へ留学。1971年、上智大学教授。1994年、ミュンスター大より名誉哲学博士号を授与される。専門分野のほか文明、歴史批評においても、幅広い活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イプシロン

27
20代の頃に読んで大変に感銘を受けた一冊。当時は、一人の軍事的天才ナポレオンに対抗するためには集合知しかないということで創設された、参謀本部の発展の歴史として理解したものだった。また当時の記憶として、読み物としての面白さを満喫した感があったのだが、今回もその点は変わらなかった。ただ今回は、色々な知識を得たあとという状況の違いがあっただけに、随分と受け止め方が異なった。その理由は、国民国家は戦争をするために作られたシステムで、学校というのもまた、指示命令に従える兵隊を作るためのシステムであったという歴史を2023/06/17

KAZOO

26
今から40年前に中公新書で読んで非常に参考になったのを思い出しました。最近ビスマルクの伝記を読んでいるのですが、ビスマルクが大きな役割を果たしていることがわかります。日本の陸軍は中途半端にドイツの軍隊の方式を取り入れたために本来の参謀本部の役割が十分ではなかったのではないでしょうか?この本は名著だと思います。2014/08/31

中年サラリーマン

15
ドイツ参謀本部の発生が当時いかに衝撃的であったかを、それらを維持するためにはリーダーの存在が必要であること、リーダーと参謀のパワーバランス配分が難しいこと、そしてリーダーの養成こそ難しいことをその歴史を踏まえ論じる。ドイツの戦争に対する認識、そこから発生する思想みたいなものがヨーロッパの戦争のやり方自体を根本から変えてしまったという指摘は面白い。後僕が著者にたいして抱いていた思い込んだら一徹というところもある意味発揮されていて良い。2014/09/09

miyatatsu

9
ドイツ軍がなぜ強かったのか漠然ですがわかった気がします。2018/07/02

Honey

8
インテリジェンスの起源?スパイものの走りかと思いきや、 ヨーロッパ史を軍事機構の発生と進化でたどっていく感し…大変面白かったです。 とにかく、次々登場する有名無名?人物のキャラクターが、それぞれ魅力的で。 あらためてヨーロッパの歴史もひもといてみたくなりました。2018/02/15

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