内容説明
麻婆豆腐、坦々麺、ザーサイ。今ではどこの中華店にもある料理を日本に広め、中華の神様と呼ばれた父・陳建民。その究極の味を追いかけ、壁にぶち当たり、挫折しかけたときに二代目の息子を救った妻の一言とは…。「父と同じ味を追求するのではなく、自らの味を作り、おいしいと言ってもらえればいい」。そう気づいたときに陳建一は、偉大なる父を持った2代目という重圧から解放された。彼が父の仕事ぶりから学んだこと、そして自らが次世代の息子や弟子たちに伝え残したいこと、とは。
目次
まえがき 父と同じ「現代の名工」を受賞して
1章 父と僕の麻婆豆腐―青出之藍―青は藍より出でて、藍より青し
2章 中華の神様陳建民が辿った道―偸精学芸―芸は見て、学び、覚える
3章 四川飯店の二代目教育―持増広多―国を持ち、人を増やし、見識を広め多くを知りなさい
4章 中華の神様の遺言―低賞感微―腰低く、人を褒め、感じて、微笑んでいなさい
5章 三代目の息子に伝えたいこと―吾日三省―一日三回、自らを反省せよ
著者等紹介
陳建一[チンケンイチ]
1956年(昭和31年)、日本に四川料理を広めた陳建民の長男として東京に生まれる。東京中華学校を経て、高校、大学と玉川学園で学ぶ。卒業後、父の経営する赤坂四川飯店で修行を始め、1990年、父の跡を継ぎ、四川飯店グループ社長に就任。1993年から6年間、テレビ番組「料理の鉄人」の中華の鉄人として数々の名勝負を繰り広げる。また、父もかつて講師として出演していたNHK「きょうの料理」にも出演。2008年、父も受賞した「現代の名工」を受賞。現在、グループのオーナーシェフとして四川料理の普及や後進の育成に努める一方、講演やイベント、テレビの料理番組などで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
Koji
なかちゅう




