内容説明
頭がガンガンする、胃がキリキリ痛む、胸がムカムカする…。ふだんバンバン使っている表現ですね。雨の降り方をとっても、シトシト、ザーザー、パラパラなど、何通りにもあらわします。このような、擬態語、擬音語をフランス語でオノマトペ、英語でオノマトピアといいます。世界の言語には、それぞれの国のオノマトペはありますが、日本語は群を抜いてその数が多い。消えていったものもありますが、日々生まれていくものもある。“レンジでチンする”“朝ズバッ”“ウルウル”万葉の時代から、へんな言葉を親しんできた日本人、その語源を探りながら豊かな表現にドップリはまってください。
目次
第1章 究極の日本語、オノマトペ
第2章 オノマトペの使われ方
第3章 謎の言語、日本語はどこから来た
第4章 表現の世界には欠かせない“へんな言葉”
第5章 外国語に出てくるオノマトペ
第6章 へんな言葉の語源を散策する
著者等紹介
得猪外明[トクイソトアキ]
1937年、石川県金沢市生まれ。金沢大学経済学部卒業後、日本鋼管(株)入社。ナイジェリア合弁企業、ニューヨーク事務所など、仕事で世界を巡るうちに、にわとりの鳴き声ひとつとっても、その国によってぜんぜん違うことに興味をおぼえ、言葉の収集をはじめる。なかでも、オノマトペと呼ばれる擬音語、擬態語の魅力にとりつかれ、研究を重ねる。現在、NPO法人神田雑学大学理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
3
ふむ2024/06/22
RYU
1
日本語はずば抜けて擬態語・擬音語が多いそう。「しーん」としてるっていう擬音語は日本だけらしい。思えばしーんって音ないしなぁ。レンジでチンするとかも便利。すごいなー日本語。2009/02/17
残心
0
面白いウンチクが続くが、古代日本の歴史認識について著者の自虐史観に付いていけなくなり、途中からは嫌々読むことになった。 事実は分からないが、そこまで朝鮮とアイヌに気を遣わないといけないのか?2015/07/29
ちいくま
0
読みやすく面白いけど、学者の解説らしからぬ例文…と経歴をみると、なるほど納得。興味から知識を掘り下げていったら、こうなった、みたいな? 下ネタ(それもけっこうディープな)多い。ヨシタケシンスケさんの脱力かつ的を射たイラストに救われます。2014/06/03
Sreyda
0
思っていたよりオノマトペとは、範囲が広い。それにしても下ネタの好きな作者だ笑2012/08/10