内容説明
手元供養とは、故人の遺骨や遺灰をオブジェやペンダントにして、身近に置いて供養するものです。毎日見られる、いつも肌身離さずにいられるので安心だし、悲しみより楽しさがでてくる、と評判です。現代のお墓事情は、以前とまったく変わってきました。遠いところのお墓参りに行けなくなったり、夫と一緒の墓はいやだとか、そもそも高いお墓など買わないといった人が増えているのです。本書は、手元供養を中心に、「樹木葬」「散骨」「本山供養」など新しいカタチの葬送について具体的な例をあげて、考えていくものです。いざという時のために、いまから準備を。
目次
第1章 悩みを抱えるお墓事情
第2章 手元供養の考え方
第3章 手元供養を選んだ人たち
第4章 注目される新しい葬送
第5章 「夢のある葬送」の提案
第6章 供養に関するQ&A
資料編 行動するための各種連絡先
著者等紹介
山崎譲二[ヤマサキジョウジ]
1949年、愛媛県松山市生まれ。日本大学理工学部を卒業後、セゾングループのまちづくりプランナーとして、全国のニュータウン造りにかかわる。阪神大震災、父の死などをきっかけに供養のしかたに関心をおぼえる。手元供養というネーミングをし、会社を興し、またNPO手元供養協会会長として、全国をとびまわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともたか
8
本山納骨とはどのようなものか知りたくて読んだ。檀家であるお寺から本山に連絡してもらったうえで本山に納骨するのが正式な方法のようだ。ちょっと考えていたのとは違った。またいろいろと考えてみる。2016/02/01
takao
3
ふむ2024/03/05
夢みる夢子
1
⭐⭐⭐手元供養、樹木葬、散骨葬に興味があったので、詳しく暖かく受け留められよかった。戒名の歴史がわかり易く良かったわ。2018/04/25
emi
1
死後はお墓に入るのが当たり前と思いながら、自分の死後のことを考えることもあまり少ない。手元供養という言葉を初めて耳にしましたが、永代供養という選択肢もありますが、例えば事実婚の人が分骨をしてパートナーの骨を身につけるというのも一つの死生観だと感じました。概念に囚われることなく、大切な人を想い伴い、亡くした悲しみを癒す手元供養という方法はとても良い方法だと感じました。例えば結婚して家庭内別居みたいなことよりも、私は事実婚でも大切な人を想い、遺骨ペンダントを身につけて死ぬような生き方をしたいと感じました。2010/09/19
我門隆星
0
いや、菩提寺が遠い・態度でかい、とメリット見えないので、こういう選択肢も検討しようか、と。2013/10/24