内容説明
「部下力」とは、上司(リーダー)の指導力を引き出し、上司のやる気を支える力。卓越したリーダーシップの陰に必ず存在するのが、優れた「部下力」である。もし困った上司に出会ったら、まずそのタイプを見定めよ。「イノシシ型?」「モンキー型?」「借りネコ型?」…本書はあらゆるタイプに対応する「部下力」発揮法を教えてくれる。上司さえ操れれば、停滞する職場の霧が晴れ、未来が拓ける。最新のコーチング理論を“逆発想”で応用した、今日から役立つ新鮮な組織論。
目次
序章 ヒーローは要らない。無数の「部下力」が日本を救う
第1章 成功者にならずとも「部下力」があれば生き残れる
第2章 あなたの「部下力」―その傾向と対策
第3章 バカ上司、タイプ別の接し方
第4章 部下が上司をコーチする技術
第5章 プロの部下、その心得
著者等紹介
吉田典生[ヨシダテンセイ]
1963年、三重県生まれ。関西大学社会学部卒。人材開発のルポなど、ジャーナリストとして活動。90年代後半にコーチング理論と出会い、本格的な研究・学習を進め、(有)ドリーム・コーチ・ドットコムを設立。効果的なリーダーシップの開発、チームづくりを専門とする。ICE(国際コーチ連盟)マスター認定コーチでもある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
43
上司を批判するだけでなく、部下である自分ができることを考えるという趣向の本。自分のポジション、上司のスタンスを客観視することの難しさを感じた。変わるなら、まず自分から。2015/06/04
KAKAPO
8
上司は自分が部下よりも劣っていることや判断に落ち度があったこと認めることを嫌うが、仕事のできる部下は、できるがゆえに上司を追い込んでしまう。できない上司は視点が少なく、さまざまな視点で物事を広い角度から眺め検討することができない。「さまざまな視点」とは、意図的にスイッチを切り替えながら、建設的な行動につながる知恵を生みだしていくもの。視点が少ない理由は、刻一刻と変わる状況に振り回されているだけだから。あなたの上司ができない場合には、あなたが「さまざまな視点」から状況をながめるようにしなければならない。2013/06/04
まさげ
4
上司との軋轢に悩んでいた時に出会った本。明かりが見えてきました。2014/09/28
Halwimps
3
上司のタイプに合わせた部下としての力の発揮の仕方があるということを学ぶことができた。2019/02/25
biwakomarry
2
上司とうまくやっていってからこその成果。うまく質問をする。前向きになるような声がけ、質問を心がける。2020/07/06