出版社内容情報
「もう,やめようよ。こんなバカなこと,これ以上やってられない」「どこがバカなことなのよ」私は声を荒げた。「私は子どもが欲しいのよ。マル高までに産みたいのよ。残された時間は2年と4カ月,妊娠期間10カ月を引くと1年半,タマゴにして18個しかないんだから。18個よ,18個。1個だって無駄にしたくない。毎日毎日何万匹と大量生産されてるオタマとは値打ちが違うんだからね。そっちがディスカウントの安物なら,私のタマゴはカルティエの1点物よ」―本文より(祥伝社販売課相沢オススメの一冊)不妊治療の為とはいえ、ダンナが毎日のように出勤前に自慰で「一番絞り」を用意するなんて、同情の極みでした。体験談は凄い!
内容説明
「そろそろ子ども、いってみるか」(夫・31才)「そうねえ、いいかもね」(妻・30才)この会話が、その後8年7ヵ月!にわたって繰り広げられる涙と笑いの不妊戦争の始まりだった…。
目次
「そろそろ子ども、いってみるか」
「タマゴ」と「オタマジャクシ」の切実なる悩み
「もったいない症候群」と夫婦の危機
不妊治療に王道なし
「専業不妊婦」になる
「子どもはまだ?」の波紋
もう限界…身体が悲鳴をあげた
タマゴの叫び
七年目、新たなる決意
100個めのタマゴ