出版社内容情報
建築は、周辺の環境とともにランドスケープの一部として構成されている。そのありようが一体となった国内外の建築を収録し、美しさと機能性の両方を実現するための設計作法を紹介する。建築を8つの作法に分類し、建築の空間構成が地形や植栽、風向きや気象との間につくられた関係であることを、写真や地形の起伏もわかる図面で構成した。
【目次】
はじめに L+Aということ
L+A 風景につながる8つの作法
Ⅰ ─点睛を打つ─
1 海風を体現する勾配屋根の群像 シーランチ・コンドミニアム
チャールズ・ムーア+ローレンス・ハルプリン
2 彫刻的造形が祝福する丘の頂部 ロンシャンの礼拝堂
ル・コルビュジエ
3 大地の水準器が顕わす農耕風景のスケール ドミナス・ワイナリー
ヘルツォーク&ド・ムーロン
4 寡黙な矩形が仕立てる山裾の風景 土門拳写真美術館
谷口吉生
Ⅱ ─環境に潜む─
1 河畔林が守るガラスの箱の生活 ファンズワース邸
ミース・ファン・デル・ローエ
2 木立に囲まれた全方位水平連続窓 サヴォア邸
ル・コルビュジエ
3 幾何学で?がる庭と居間 ミラー邸
エーロ・サーリネン + ダン・カイリー
|3 つの逆引き作法を示すアイコン①
|建築は大地と対話する
Ⅲ ─地勢を?む─
1 中庭広場に呼び込まれる微地形 アアルトのスタジオ
アルヴァ・アアルト
2 都市を見晴らすモダンリビングの舞台 ケース・スタディ・ハウス No.22
ピエール・コーニッグ
3 氷河小丘に抱かれる静謐なアプローチ 森の墓地
グンナール・アスプルンド+シーグルド・レヴェレンツ
4 近代空間に映し出された渓流の侵食地形 落水荘
フランク・ロイド・ライト
5 木立に瞳を開くプリミティブな箱 千ヶ滝の山荘
香山壽夫
Ⅳ ─地に伏す─
1 岩盤にくり抜かれた礼拝の場 テンペリアウキオ教会
ティモ & トゥオモ・スオマライネン
2 丘の麓に潜む礼拝の小空間 コロニア・グエル地下聖堂
アントニ・ガウディ
3 アースキャスティングが生む大地を這う空間 コサンティ・オリジナル
パオロ・ソレリ
4 アースワークに組み込まれた火葬場 風の丘葬斎場
槇文彦+三谷徹
|3 つの逆引き作法を示すアイコン②
|自己と自然の関係性を導く「開口景」
Ⅴ ─軸で?がる─
1 大陸と海洋の距離を?ぐ軸 ソーク研究所
ルイス・カーン
2 里山に刻まれた線空間 植村直己冒険館
栗生明+宮城俊作
3 平和を象徴する大地の水平距離 広島平和記念資料館
丹下健三
4 古典シンメトリーと正対する自由空間 バルセロナ・パビリオン
ミース・ファン・デル・ローエ
Ⅵ ─回遊を生む─
1 河口洲の縁を回遊する展示空間 ルイジアナ美術館
ヨルゲン・ボー+ヴィルヘルム・ヴォーラート
2 街区動線を骨格とする美術館 シュトゥットガルト州立
内容説明
建築は大地との対話から始まる。建築と大地の形から生み出された国内外の33事例を、広域の地勢図とともに紹介。その土地の地質構造や景観構造のあり方を捉え、人の居場所をつくり上げた建築作法を、8つの作法と3つの逆引き作法で読み解く、L+Aのアプローチ!
目次
1 ―点睛を打つ
2 ―環境に潜む
3 ―地勢を&#25681
む
4 ―地に伏す
5 ―軸で繋がる
6 ―回遊を生む
7 ―環境を宿す
8 ―緑を纏う
著者等紹介
三谷徹[ミタニトオル]
千葉大学名誉教授。オンサイト計画設計事務所デザインパートナー。滋賀県立大学、千葉大学、東京大学勤務を経て現職。登録ランドスケープアーキテクト。博士(工学)ハーバード大学ランドスケープアーキテクチュア修士修了。東京大学大学院建築学専攻博士修了
鈴木弘樹[スズキヒロキ]
千葉大学大学院工学研究院建築学コース教授。栗生総合計画事務所勤務を経て現職。博士(工学)東京電機大学大学院建設工学専攻修士修了
大野暁彦[オオノアキヒコ]
名古屋市立大学大学院芸術工学研究科准教授。エスエフジー・ランドスケープアーキテクツ代表取締役。文化庁新進芸術家派遣制度としてオランダ・OKRA勤務を経て現職。登録ランドスケープアーキテクト。博士(農学)。千葉大学大学院園芸学研究科博士修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



