内容説明
ディテールに秘められた思考と意思を読み解く。
目次
開口
軒
屋根・外壁
天井・壁
建具
階段・手摺
照明・スイッチ
著者等紹介
伊藤博之[イトウヒロユキ]
1970年埼玉県生まれ。1993年東京大学工学部建築学科卒業。1995年同大学大学院工学系研究科修士課程修了。1995‐1998年日建設計勤務。1998年O.F.D.A.共同設立。1999年伊藤博之建築設計事務所設立。2019年より工学院大学教授
川辺直哉[カワベナオヤ]
1970年神奈川県生まれ。1994年東京理科大学工学部建築学科卒業。1996年東京藝術大学大学院修士課程修了。1997‐2001年石田敏明建築設計事務所勤務。2002年川辺直哉建築設計事務所設立
田井幹夫[タイミキオ]
1968年東京都生まれ。1992年横浜国立大学工学部建設学科建築学コース卒業。1994‐1999年内藤廣建築設計事務所勤務。1999年アーキテクトカフェ建築設計事務所設立。2018年より静岡理工科大学准教授
松野勉[マツノベン]
1969年東京都生まれ。1992年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1994年同大学大学院修士課程修了(石山修武研究室)。1996年ライフアンドシェルター社設立。2014年アトリエ・天工人専務取締役就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちゃんみー
15
見栄えだけじゃあかんし、機能だけでもあかん。そして納まりだけ考えてあってもあかん。三位一体になっていないとね。片持ちの階段って荷重を受けた時に元の部分に支障はないんだろーか?こんな納まりでは雨漏りしてしまうんじゃないの?など気になることはあったけど、こーゆー事考えるのが面白いかもね。2023/06/30
YuYu
0
近年30年の現代住宅のディテールを100集めた本。ザッピングすると、「機能や性能はほしいけど存在を消したい」「異素材同士が取り合うけど等価見せたい」「素材性能のいいとこだけを使いたい」という繊細なディテールが多く見られた。 冒頭にも現代建築のディテールも成熟期に入ったと言って良いと述べており、革新的なディテールというより、建築の全体を調律するための道具として現代建築のディテールがあるように感じた。2019/11/16