内容説明
青ペン1本で描く空間解剖図、なぜ、これほどまでに私たちを魅了するのか?建築家が進化させてきた階段空間の構成やディテールを解剖し、そこに秘められた設計思想を読み解く。土浦亀城邸、日生劇場、多摩美術大学図書館、サヴォワ邸、ミュラー邸など有名建築のほか、無限に拡張する新宿駅、渋谷駅、東京駅など“巨大動線体”も収録。待望の“タナパー”本!
目次
1 階段空間の解体新書(立体による額縁/点による額縁;部屋のような階段/階段のような部屋;平面のカーブ/立面のカーブ ほか)
2 階段の規矩術(めくるめく―日生劇場(村野藤吾/1963年)
凛と―東京キリストの教会(槙総合計画事務所/1995年)
穿つ―池田山の住宅・1(鈴木了二建築計画事務所/2000年) ほか)
3 駅の階段空間(新宿駅―新宿駅解体(2005年)
渋谷駅―渋谷駅解体(2011年/1963年)
東京駅解体(2014年))
著者等紹介
田中智之[タナカトモユキ]
建築家。1971年、埼玉県生まれ。1994年、早稲田大学理工学部建築学科卒業。1996年、早稲田大学大学院修士課程修了。1999年、早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。早稲田大学専任助手、同大学非常勤講師、同大学芸術学校客員講師等を経て、2005年、熊本大学助教授。2006年、TASS建築研究所設立。2007年より、熊本大学大学院准教授。2011~2015年、熊本大学学長特別補佐。2014年、建築作品による博士号を取得(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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