内容説明
移動・交流・自然の機能を併せ持つネットワークがこれからの都市生活を豊かにする。EGEC(エジェック)=Eco・Green・Energy・City。新しい移動と歩きたくなるまちづくりへ、都市の生態系の骨格づくりとエネルギー・資源活用の高い自律循環による、人間のための都市づくり。
目次
1 都市の課題(都市に多様な文化を取り戻す;自動車依存からの脱却)
2 “森の都市”の構造と特徴(新しい道路ネットワーク「グリーンモール」;ダブルネットワーク;ダブルネットワークの移動手段;中心市街地のダブルネットワーク ほか)
3 “森の都市”のモデル化(都市の全体像の構築;人口100万人規模のプロトタイプ;都市スケール;土地利用 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショア
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自動運転が普及した近未来に従来の自動車道路だけでなく歩行者とスローモビリティのための通路を都市に張り巡らせる。歩行者とスローモビリティのための移動空間をグリーンモールとして森の都市を提唱。都市の里山づくり。 昨今の東京の熱帯化に嫌気がさしてきたのでとても良い試みだと思う。世界最大の過密都市東京は世界に率先して構想して欲しいと思う。2022/08/07
christinayan01
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CitiesSkylinesの街づくりの参考として。前作の思想を継承して実践型都市計画として展開。 単純に言うと碁盤の目状に一般道路を配置してから、半グリッドずらして歩行者・自転車・バスのみの街路を設ける。これを250m単位で構成し、1単位に1/4面積以上の樹木を植えて連続性を作り、グリーンモールとして街を作っていく。 事例を見ても欧州はさすがに進んでいると感心する。東京は途上段階だと思うがポテンシャルは十分高いと思った。2019/08/18