感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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石崎等氏は近代文学の研究者。一方の中山繁信氏は建築家。そんなお二人のコラボレーションで生まれたのが本書。夏目漱石は、予科を終えて専門課程に進む際に、当初は建築科を志望しようとしていたらしい。結局彼は英文科に進むのだが、都市空間や建築に対する関心とセンスを生涯にわたって持ち続けたようだ。本書は、そんな漱石の実生活の空間、そしてまた小説の中で描かれる建物や空間を再現するという珍しい試みである。漱石作品の引用も的確なら解説部分も興味深く語られる。そして、なにより絵が雄弁にこれらを補強する。どのページもなんとも⇒2025/07/11
Tatsuhito Matsuzaki
1
今年は漱石没後百年にあたります。 本書は、漱石の生涯や作品に関連した居宅や建築物等を図面や立体イラストで紹介した企画本です。 「都市空間から漱石を読み直す!」との言葉の如く、漱石の生きた明治という時代の建物や風俗について興味が深まりました。2016/09/19
名駿司
1
専門が建築なので。このシリーズは解説が解りやすく、絵も綺麗でとても気に入っています。今回は先日見に行った漱石邸跡地がゴミ置場になっていて哀しかったので、図書館で取寄せ。この1冊に限っては文学面が強く、建築書というよりも、漱石作品を読む時にそばに置くと良さそうです。2015/05/19