内容説明
確かに住宅設計は楽しい、でも住宅設計で生きることは難しい。そのような引き裂かれた状態が住宅作家を目指す人にはつきものです。この引き裂かれた状態に対し答えるべく、住宅作家としてどうにか歩み始めることができた若い建築家と、それなりの経験を積んだ建築家がこの本を書きました。
目次
独立したての頃
敷地を読む
住み手のつぶやき
テーマとコンセプト
建物の置き方
車の置き場
ヒエラルキーと動線
集まりやすい場所、一人になれる場所
内と外を織り込む
シーケンスの演出〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fu-ma
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タイトルに引かれて購入した。住宅を設計するものだけでなく、学生が建築家の住宅作品を手本としてみる時に、どのような点に注目してみれば良いのか分かる内容になっている。基本的項目から、新しいコンセプトに出会うような項目もある。(単に勉強不足か) 各項目ごとに既存の著名建築家の作品を参考にあげられている。巨匠から若手まで様々な作品が掲載されているが、欲を言えばカラーで見たかった。ここでは、モノクロ写真の方が想像 力をかき立てるという事にしておこう。 四人の建築家による共著で、それぞれの作家が好む傾向が分かる。2010/08/08
gami
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人が日々の暮らしを営む中心にあるのは住宅。どんな住宅を設計するのかということで、その人の生き方をも問われているかのよう。2012/01/12
たぶ
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住宅の大変さと面白さが同時に伝わってくる。やたらとアレグザンダーのパタンランゲージの話が出てくると思ったら、作者らはその研究会で集まったメンバーなんだとか…住宅作家になった暁には読みなおしたい本。2011/09/26
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- 和書
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