内容説明
本書は連続体の力学の入門書であり、まず第1章のテンソルにつづいて、第2、3章で連続体の解析の基礎となる変形、応力について説明する。第4、5章では、連続体の基本である固体の性質―弾性、塑性―について基本的なことがらを述べる。第6章は、連続体の力学の背景や、さらに進んでより複雑な解析に向うための問題を概説したもので、流体などの大きい変形を取り扱うための有限変形、連続体の力学で中心的役割をもつ構成式(力と変形の関係式)の性質、また実材料と連続体モデルとのつながりを考察するマイクロメカニックスについて述べる。
目次
1 テンソル
2 変形
3 応力
4 弾性論概説
5 塑性論の基礎
6 基本問題の考察
付録1 直交交換とデカルト座標
付録2 曲線座標
付録3 3次元偏差テンソル
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- 和書
- 森澄雄俳句熟考