内容説明
まちの100年先をデザインする。地震や気候変動による災害、貿易問題による農業への影響。少子高齢化の進行、地方都市の衰退、中山間地域の疲弊…。この国の難題をチャンスに変える11人のフィールドノート。
目次
第1章 地域の資源を有効活用(森に寄り添い、自然と共に生きる地域社会を実現―兵庫・丹波地域の森構想;“自然”に暮らす。丹後からはじまるもうひとつの生き方―京都・丹後半島;農村文化と地方のアイデンティティを、生活と教育に根付かせる―台湾・安坑三城;「農」からのまちづくり。直売の場が持つ底力―四国地方・公的価値の高い直売事例)
第2章 空間づくりから人づくりへ(都市空間に息づくコミュニティガーデン―アメリカ・シアトル;スロースペースが人とまちをそだてる―童話『モモ』から宮城・南三陸町まで;スローライフとスローフードの島づくり―兵庫・淡路島)
第3章 みんなで共有する仕組みづくり(復興を願い、都心に芽生えた多世代コミュニティ―兵庫・みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)
地域力・市民力・場所力が結集 21世紀の市民活動社会に向けて自律連帯都市を―兵庫・神戸市長田区野田北部地区
住民力で編み上げるコミュニティの再生 復興事業方式の代案提起―岩手・陸前高田市長洞元気村と東京・世田谷区
物語りアプローチによるコミュニティデザイン―愛知・名古屋市錦二丁目長者町・都心地区)