目次
1 測る
2 手で描く
3 測って描くゲストルーム
4 ヒューマンスケールの世界
5 日本のヒューマンスケール
6 ヒューマンスケールの実作―茶の卓
著者等紹介
浦一也[ウラカズヤ]
1947年北海道札幌市生まれ。1972年東京芸術大学大学院美術研究科修了。1972年‐1994年日建設計。1994年‐2012年日建スペースデザイン。現在、浦一也デザイン研究室インテリアプランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ビイーン
26
水彩のスケッチ図に心惹かれて購入。いつもCAD上の四角張った工場建屋の図面ばかり見ていると、フリーハンドで引く線が味わい深く見える。自分もこんな素敵なスケッチ図が描けるようになりたくて、早速、2mのコンベックスとスケッチブック、レーザー距離計など道具を一式揃えてしまった。何だか楽しくなってくる。2018/03/17
ふろんた2.0
23
空間デザイナーの著者が、旅先のホテルをスケッチしていく。手を動かすことの重要さを指摘。自分は絵が苦手だけど、うちの会社でも設計やってる人はスケッチが上手だよなあ。間取り好きも楽しめる1冊。2015/07/16
テイネハイランド
18
図書館本。著者は有名な空間デザイナーで、数々の有名なホテルなどを手掛けておられます。旅先で訪れたホテルの客室などを、持参のメジャー等で計測し、それをもとに立体図/断面図/平面図などを完成させ、自分なりの旅の思い出をつくるなんて、やはり才能のある人の趣味はそれ自体凡人とは次元が違うなあと、きれいな水彩スケッチの数々を眺めながら、その熱意にあきれるやらうらやましいやら複雑な感情を覚えました。本書には専門用語が説明がなく使われている箇所もありますが、専門外の人が読んでもとても刺激を受ける本ではないかと思います。2018/01/20
OKKO (o▽n)v 終活中
11
図書館 ◆ヒューマンスケール=人間的尺度。近代的テクノロジーの介入しない、徒歩で成り立つ世界 ◆目的は建築スケッチ、ということでパースの手ほどきを受けたのち、復習の意味でカラーイラストの多い本書を手に取る。ほとんど平面図だったので斜め読みだが、CAD全盛の現代にあって手描きでパースを作る意味とヒューマンスケールには通じるものもあるような。業務でCADを使う世界を当然ながら肯定しつつ建築物をフリーハンドで描く世界の価値を説く姿勢は、著者も手ほどきしてくれた講師も共通。2017/04/21
ひろ
8
学生時代を思い出しました。とにかく手を動かすこと。描いて描いて描きまくること。日々の積み重ねから見えてくるものこそ大事ですよね。本書はカラーイラストが多くて、ビジュアル本としても楽しめる一冊でした。2014/02/16