“山林都市”―黒谷了太郎の思想とその展開

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“山林都市”―黒谷了太郎の思想とその展開

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  • サイズ B5判/ページ数 173p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784395010370
  • NDC分類 518.88
  • Cコード C3052

内容説明

職住一体で経済的に自立し、エネルギーを地産地消する都市。家屋の3倍の面積を標準とする宅地が並び、電気自動車が走るその都市は、大きな家庭でなければならない…。大正10年に「山林都市」を著した黒谷了太郎は、その現実を見ることなく一生を閉じた。一方で、第二次世界大戦後の建築家が手掛けた計画の中には、「山林都市」「森林都市」「林間都市」「山岳都市」という言葉を見出すことができる。敗戦から高度経済成長を経てバブル経済が破綻する道程において、黒谷の「山林都市」は、現れては消えていく「詠み人知らずのユートピア」となっていた。

目次

第1章 “山林都市”前史(“山容”の美学;“林相”の美学)
第2章 山林都市/一名林間都市(都市計画家黒谷了太郎;「山林都市」の特徴;黒谷了太郎による「山林都市」以外の著作について;黒谷了太郎による「山林都市」の位置づけ)
第3章 “山林都市”の想像力(都市計画愛知地方委員会による整地事業;小田原急行鉄道(株)による「林間都市計画」(一九二九)
B・タウトによる「生駒山嶺小都市計画」(一九三三)
小林一三による「森林公園式都会」(一九三六))
第4章 “山林都市”の構想力(住宅地としての“山林都市”;別荘地としての“山林都市”)
第5章 “山林都市”のデザイン(「斜面」のデザイン;「緑地」のデザイン;“山林都市”の遺伝子)

著者等紹介

堀田典裕[ホッタヨシヒロ]
1967年、三重県生まれ。名古屋大学大学院工学研究科助教(建築・環境デザイン)。Lab/Archit.共宰。名古屋大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了、博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、デルフト工科大学建築学部研究員などを経て現職。著書に『自動車と建築』(平成23年度日本都市計画学会石川奨励賞および第33回国際交通安全学会賞受賞)ほかがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アメヲトコ

7
イギリス発の田園都市思想を、山がちな日本の国土に即して翻案した〈山林都市〉というユートピア。その言葉を生み出した黒谷了太郎という知られざる都市計画家を見出したところが本書の大きな仕事なのですが、途中から黒谷がどっかに行ってしまい、構成としてかなり強引な印象です。取り上げられる事例は結構暴力的で(とくに丹下健三の磐梯猪苗代計画は実に酷い)、個人的には全然魅力を感じなかったのですが、いくつか見知った都市が登場したのでそこは興味深く読みました。2020/04/14

井上岳一

1
黒谷了太郎という人物が唱えた山林都市とは何だったのかを読み解くのだけど、山林都市と田園都市の関係とか、どういう文脈で山林都市論が出てきたのかとかがわかって面白かった。丹下健三が自由都市という名で、磐梯山に山林都市を構想していたことを知り、建築家や都市計画家にとって、山林がどういう位置づけだったのかを考えるきっかけにもなった。2015/05/26

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