内容説明
図と絵で書き綴る21世紀への遺言。図の家はすべて実在。暮らしの実体験と見聞で綴る。生活の変化とその要因を見透かす。生活の知恵に学ぶ。
目次
1 明治中期から末期まで―1900~1912
2 大正の全期―1912~1926
3 昭和元年から二〇年まで―1926~1945
4 原点生活の時代―1945~1950
5 台所革命の時代―1950~1960
6 建築家たちの小住宅時代―1950~1955
7 住宅産業化の時代―1955~1980
8 ハウスメーカーの時代―1975~1980
9 町への視点―1980~1990
10 民家再生の登場―1990~2000
11 環境保全の時代へ―2000~
著者等紹介
吉田桂二[ヨシダケイジ]
1930年岐阜市に生まれる。1952年東京美術学校(現東京芸術大学)建築科卒業。吉田五十八賞(1991年)・日本建築学会作品賞(1992年)受賞。現在、連合設計社市谷建築事務所代表取締役。元東京芸術大学客員教授、工学博士。全国町並み保存連盟顧問、大平保存再生協議会理事、生活文化同人代表
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感想・レビュー
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あたびー
38
ワッピー様に頂戴した本。大好物の間取り本と来て、あっという間に読んでしまった。明治から今世紀に至る百年間の民家の間取りをその時代の事情に絡めながら解説している。東京の台所は、戦前まで座る方式の低い流しだったとは知らなかった。確認するためにまた江戸東京たてもの園へ行かなくては!岐阜市にあった歯科医の診療所兼住宅が、空襲で消失したあと古民家を引いてきて再建された新旧の間取りなどかなり面白かった。建築家設計の狭小住宅も、見てみたかったなあ。2023/07/17
たこやき
2
家の隅々まで描かれててとてもいい!時間があるときもう一回読もう。2016/03/27
feodor
1
仕事用に読んだが、おもしろかった。家電の登場により大きく変わる台所とか、工業化の時代を意識してキッチンを中央に独立させようという戦後初期の建築家たちの工夫とか。やっぱり水回りは大事なのだな、とも認識。 間取り図だけでなく、立体化されたイラストもあってわかりやすい。欄外に昔の家電などもかなりイラスト化されていて、住宅文化史としてすばらしかった。2016/08/27
Gen Kato
1
間取り図マニアなので。昔の住宅はいいですね。2013/07/03
曇天
1
住宅の変遷の歴史を理解するには最適の一冊。人に借りて読みましたが、「これは・・・!」と自分でも購入。2011/10/12
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