内容説明
本書は、性能規定化の趣旨とその内容を詳細に解説するとともに、改正基準法に基づく性能設計の実際を、その先駆けとなった8つのビルタイプ17の代表的な建築作品を通して解説している。
目次
第1章 改正建築基準法と性能規定化(法令が守る安全から主体がつくる安全へ―性能規定化と防災・安全計画の変革;建築物への要求性能をどう読むか―避難安全性能と設計の課題)
第2章 事例を通して考える性能設計(大規模複合施設;大規模商業施設 ほか)
第3章 性能規定化時代の課題―集中・大規模・複合・高齢化・災害弱者(性能から見た大規模複合化;集積のメカニズムと建築規模の限界 ほか)
第4章 火災事例を通して考える防災・安全計画(防災・安全計画から見たNYワールドトレードセンター爆破事件;広島基町高層住宅火災における避難弱者とエレベーター避難)