内容説明
人は視線の先にある建築をその周囲から独立してとらえられない。意味はコンテクストのなかで生まれ、コンテクストが変われば意味も変わる。つねに対象をコンテクストとの関連のなかでデザインする態度、それがコンテクスチュアリズムである。
目次
序 なぜ今、コンテクスチュアリズムか
1 コンテクストとは何か
2 コンテクスチュアリズムの登場
3 コンテクスチュアリズムの波及
4 コンテクスチュアリズムの展開
5 コンテクスチュアリズムの現在とこれから
あとがき―二一世紀に引き継がれるべきデザイン原理のために
著者等紹介
秋元馨[アキモトカオル]
1958年神奈川県生まれ。1980年横浜国立大学工学部建築学科卒業。1982年同大学院工学研究科を修了後、AUR建築・都市・研究コンサルタントに勤務。1989年より横浜国立大学助手。博士(工学)。専攻は設計意匠。建築・まちづくり・環境デザインの設計理論研究と実践活動を展開。設計作品に「世田谷粕谷地蔵尊バス停小広場」「代田のゆずり橋と橋詰広場」「世田谷区きしべの路のサイン」「狛江市ビン・缶リサイクルセンター」「小杉の住宅」(共にデザインステージとの協働)などがある
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