内容説明
今、「境界線」の哲学が求められる。多元化し流動化する現代社会に建築はどう立ち向かっていくのか?ポリフォニックな知の構築に向けてさまざまな位相を読み取り現代建築を検証する「身近な世界」の現象学!境界線(インターフェイス)の活性化にこそ世界変革の鍵がある。現代建築の思想と手法の徹底分析。
目次
第1章 批判、そしてトポスと運動する身体(「内」)の意識化
第2章 トポスとその誠実な言語化―ラショナリズムと有機的建築
第3章 全体形式(システム・構造)のラショナルな探求―活性化するトポス
第4章 身体とトポス(都市・風土・地域)の一体化
第5章 身体=トポスの根源に向かう分析―建築の脱構築
第6章 身体=トポスのインタラクションと新たな空間表出に向けて