内容説明
日本のモダニズム建築は、アントニン・レーモンドの『詳細図集』から始まる。日本で独自の建築手法を打ち立て、詳細図を残したレーモンド。若き前川国男・吉村順三らが、設計の道標とした幻の書をひもとき、レーモンドの建築思想の原点に迫る。貴重図版多数収録。
目次
第1章 『詳細図集』のこと
第2章 詳細図の語る原理
第3章 進歩と洗練のプロセス
第4章 詳細の語る沈黙とは
第5章 詳細の納まりを超えて
第6章 詳細図普及による効果
第7章 それ以後の建築
第8章 細部がデザインを変える
第9章 レーモンドの周辺をめぐって
第10章 細部に神が宿るか
著者等紹介
三沢浩[ミサワヒロシ]
1955年東京芸術大学建築科卒業。同年レーモンド建築設計事務所勤務。1963年カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部講師。1966年三沢浩研究室主宰。1991年(株)三沢建築研究所設立
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