内容説明
本書は、スチールの歴史が述べられた後に、そのスチールデザインを支える技術的背景を構造・材料・施工・メンテナンス・コスト・法規・設備の七つの分野により考察が加えられている。さらに、優れたスチールデザインの建築作品をできるだけ多く取り上げ、その軽快で洗練された空間の質感を「透明建築の魅力」という言葉で表現し、透明感という視点からまとめ上げられている。
目次
歴史編(鉄骨建築の歴史;鉄の歴史;欧米の鉄骨建築年表;日本の鉄骨建築年表)
技術編(構造;材料;施工;メンテナンス;コスト;法規;環境設備)
デザイン編(ダブルチャンネル格子状タイプの光建築―光格子の家;変形トラスパイプによる不定形屋根架構の建築―HOUSE F;現場組立によるラーメン構造実験住宅―SH‐30;DPG工法によるファサード建築―東京倶楽部;鋼管パイプトラス構造によるテクニカルな建築―YKK AP M&Eセンター ほか)