内容説明
イギリスで、生活の豊かさにふさわしい住まいの空間は、どのようにして実現したのであろうか。本書の基本的な問題関心はこの点にある。そしてアンウィンというひとりの都市計画家に注目し、ハムステッド田園郊外などで試みた、「アメニティあふれる空間づくり」「閉じた領域性のある空間」「コミュニティの再現」、さらには「繁栄の共有」などの考え方は、成熟社会・日本のまちづくりに多くを問いかけている。
目次
第1章 豊かさのなかの住宅地像とはなにか
第2章 開発規制条例住宅地像からの転換
第3章 ロンドンの郊外化とその生活空間像
第4章 快適性アプローチと中世主義
第5章 村落の生活と空間に学ぶ―アンウィンの住戸グループ化の理論
第6章 ハムステッド田園郊外に三つの夢を描く
第7章 住宅地をデザイン・コントロールする―アンウィンの再評価
おわりに レッチワースを再訪問する
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