内容説明
この本は、1980年代に東京、大阪、名古屋などの大都市圏に建てれらた都市型住宅の中から作品を選び、その建築家や住み手と行った10回の対談を記録したものである。作者と作品は、それぞれの竣工時期に雑誌社のホットな取材網の中から選び、敷地条件や住み手の希望と設計者の意図がどうからんでいるかを、できるだけ素直な形で引き出すため、主として建築家同士の対話という形式をとっている。
目次
序章 都市型住宅の設計手法
トップライトと吹抜けを一体化
中庭を囲む立体的コートハウス
長屋のアトリウム
風が通り抜ける2階の中庭
重くて開いている街の家
細やかに仕組まれた光と陰
角地をコンクリートで囲う
鉄骨3階建ての“未完成住宅”
中庭から光と風、視線を道につなぐ
住み手との取組みから物語性が生まれる