目次
平らな足が住まいを縛る
太い柱は住まいを支えない
屋根に見たものを忘れている
庭には遠い昔が込められている
薄い壁でも平気なのだ
窓のない建物だった
天井は人を容れるものではない
垣でもしっかり防御できる
縁は人のためならず
飾りは余分のものではない
正面をやつす意識がある
敷居によって住まい伸縮する
間というアソビの空間がある
二階はあってなきがごときもの
押入れには生命が宿っている
居間はだんらんの場ではない
奥座敷は奥にない
地下にはない地下がある
家相は住意識を高めてくれる
住まいの全体像はあるか