出版社内容情報
寛永寺出火を機に噴出する不可解な事件。大江戸に仕掛けられた“からくり”とは?
物語は、江戸の町で起こる不可解な事件を描き、大江戸に仕掛けられた「からくり」の正体や謎が解明されていく….江戸幻想奇譚。
内容説明
上野の寛永寺から出火した大火事。原因となった落雷の後に多数の雷獣が駆け回っていたという奇怪な噂が…。火事に巻き込まれた岡っ引き・茗荷谷の藤吉は、奇妙な現象に遭遇する。火事のさなか忽然と現れた鐘の中に、火から逃げ迷っていた娘が護られていたのだ…。芝神明町の裏店に住み傘張り内職で暮らす貧乏浪人・弓削重四郎にも、火事の頃から不可解な出来事が起きはじめる。なぜ重四郎にばかり事件がやって来るのか?重四郎とは本当は何者なのか?だんだんと繋がりゆく事件の糸…。大江戸の街に仕掛けられた壮大な「からくり」とは?―傑作江戸幻想奇譚。
著者等紹介
山田正紀[ヤマダマサキ]
昭和25年(1950年)、愛知県名古屋市に生まれる。明治大学政治経済学部卒業。昭和49年(1974年)、『神狩り』が「SFマガジン」に一挙掲載されてデビュー。以後、SFを中心に、冒険小説、時代小説、ミステリと多彩なジャンルで活躍。昭和57年(1982年)『最後の敵』で第三回日本SF大賞を、平成14年(2002年)『ミステリ・オペラ』で第五十五回日本推理作家協会賞及び第二回本格ミステリ大賞を、それぞれ受賞。「日本SF第二世代」を代表する作家の一人である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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