出版社内容情報
『桃太郎侍』の知られざる原点、ついに復刊!!
かつぎ呉服で元盗賊の伊之助は、往来で二人の侍に絡まれている踊りの師匠小鈴を助けた若い浪人に惚れ込んだ。桃太郎と名乗るその男は、女手ひとつで育ててくれた乳母と死に別れ、今日から天涯孤独、宿なしの身。伊之助の世話で通称お化け長屋に住むことになった桃太郎侍だったが、ふとした出逢いから、さる大藩のお家騒動に巻き込まれ、やがて敵味方入り乱れての鬼退治の旅路が始まる! アクションあり、恋あり、そして涙あり……。大衆文学で一時代を築いた山手樹一郎の代表作、大人気TVシリーズの原点となった傑作長編!
内容説明
かつぎ呉服で元盗賊の伊之助は、往来で二人の侍に絡まれている踊りの師匠小鈴を助けた若い浪人に惚れ込んだ。桃太郎と名乗るその男は、女手ひとつで育ててくれた乳母と死に別れ、今日から天涯孤独、宿なしの身。伊之助の世話で通称お化け長屋に住むことになった桃太郎侍だったが、ふとした出逢いから、さる大藩のお家騒動に巻き込まれ、やがて敵味方入り乱れての鬼退治の旅路が始まる!アクションあり、恋あり、そして涙あり…。大衆文学で一時代を築いた山手樹一郎の代表作、大人気TVシリーズの原点となった傑作長編!
著者等紹介
山手樹一郎[ヤマテキイチロウ]
明治32年(1899年)、栃木県に生まれる。大正6年(1917年)明治中学校を卒業後、昭和2年(1927年)博文館へ入社し『少年少女譚海』の編集長を務める。仕事のかたわら小説の執筆を始め、昭和8年(1933年)より山手樹一郎の筆名で作品を発表、昭和14年(1939年)より専業作家となる。長谷川伸主宰の「十五日の会」(後の新鷹会)に加わり研鑽を積む。『桃太郎侍』『夢介千両みやげ』などで国民的人気作家となる。昭和53年(1978年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。