出版社内容情報
時は徳川将軍家斉の頃。両国の南京出刃打の見せ物小屋で、犠牲になろうとした娘を助けた奇妙な男がいた。武士にしては異様な姿──おどろくほど長い無反りの大刀一本だけを落し差し、黒紋付きの着流しに南蛮渡りの黒ラシャ生地の陣羽織のようなものを羽織っている。目鼻立ちのきっぱりとした顔に、切り下げ髪に束ねた髷の根元を紫色のひもで大きく蝶結び──その男の名は、じゃが太郎兵衛! 剣の強さはこの上なく、ひとたび抜けば瞬時に倒れる無双ぶり。南蛮刀法居合い斬りが冴え渡り、世を荒らす悪人どもを懲らす痛快時代アクション!
内容説明
時は徳川将軍家斉の頃。両国の南京出刃打の見せ物小屋で、犠牲になろうとした娘を助けた奇妙な男がいた。武士にしては異様な姿―おどろくほど長い無反りの大刀一本だけを落し差し、黒紋付きの着流しに南蛮渡りの黒ラシャ生地の陣羽織のようなものを羽織っている。目鼻立ちのきっぱりとした顔に、切り下げ髪に束ねた髷の根元を紫色のひもで大きく蝶結び―その男の名は、じゃが太郎兵衛!剣の強さはこの上なく、ひとたび抜けば瞬時に倒れる無双ぶり。南蛮刀法居合い斬りが冴え渡り、世を荒らす悪人どもを懲らす痛快時代アクション!
著者等紹介
島田一男[シマダカズオ]
明治40年(1907年)京都市に生まれる。新聞社に入社し、一五年間、従軍記者として過ごす。その経験を活かし、新聞記者シリーズの小説を書き始める。第四回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。NHKドラマ「事件記者」の脚本を八年間担当する。1971年、松本清張のあとをうけて日本推理作家協会理事長に就任する。推理小説以外にも、時代小説、捕物小説、怪奇小説などシリーズ作品も多数残している。平成8年(1996年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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