目次
生老病死を考える
生まれ方は選べない
あきらめるを考える
学問的にゴキゲン
私の健康法
もうろくを考える
タメ息健康法
夜中にトイレに立たずにすむ方法
胸が痛んだらどうするか?
なまけものになりなさい〔ほか〕
著者等紹介
南伸坊[ミナミシンボウ]
イラストレーター・装丁デザイナー・エッセイスト。1947年東京生まれ。東京都立工芸高等学校デザイン科卒業、美学校・木村恒久教場、赤瀬川原平教場に学ぶ。雑誌『ガロ』の編集長を経てフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぱちゃん
26
雑誌「きょうの健康」に連載されていたエッセイ集。「きょうの健康」だけに、病気や健康についてのエッセイになるのは必至だが、よくもまあ毎月毎月、まるで連載の為のように、身体に不具合が生じるものだと感心してしまう。つまり年取ればみんな身体のどこかが痛いとか、どこか不具合があるとかいう感じになるのであろう。私もまだそこまでではないがそのうち伸坊さんの域に足を踏み入れるだろう。私の祖母が生前母に「長生きなぞすんなよ~あちこち痛いから」と言っていたということを母から聞いた。母も年取る迄分からなかったけどそのとおりだと2020/09/26
toshi
16
「健康」をテーマに書いたエッセイ集。誰もが思っていながら、口に出さないような些細なことをユーモアたっぷりの文章にして、読む人を「そう言えば…」とか「その通りでございます」と納得させてしまうのが南伸坊流だけど、この本も見事に本領発揮。馬鹿なふりをしながら、鋭いことを次々と指摘して行くので、読んでる私は「申し訳ありませんでした」とひたすら謝るしかない。テーマから、病気の話が多く最後には自分の人生の締め切りを80歳に設定してしまったりしているけれど、南伸坊には長生きしていつまでも楽しませて欲しいものです。 2020/04/18
青木 蓮友
13
わたしのなかの知人的著名人、伸坊さん。「生きていく」を「生きてく」でタイトルにする感覚が大好きです。こういうキラキラが散りばめられている至福の読書時間、そしてこのエッセイ、正直思いがけないほど面白かったのです、申し訳ないけれど。うっかり絵本より深かったというか、一瞬真顔になるようなトコロに斬りこんできます。とくに「悟り」についての気づきと語りは、思わず「ちょっ、凄くない?」と言ってしまいました。「待って」と言いつつ読み返し、あらためて手帳に気になった言葉を書き写す。いいなあ、伸坊さん。大ファンです。2020/08/07
きみさん
5
おむすびみたいなイラストとご本人が、ダブって見える。。。病気持ちだけれど、めげてない。奥様とのやり取りも、微笑ましい。特にお気に入りは、「なまけものになりなさい」の章。これは、水木しげるさんの「ご教訓」でもあるのだが、曰く、「少年よ、がんばるなかれ」。肩の力がすっと抜けるようだ。また、「明日できることは今日やらない」は、曽野綾子さんの「明日できることは今日やるな」と同じ。でも、お二人は生きる姿勢が全く違うのが、また面白い。2020/05/23
fuku
4
ご夫婦おふたりで、ゆる〜く健康志向。ゆるいくらいで、ちょうどいい。しかしまぁ、毎月いろいろあるもんだ。70過ぎたら、再読いたしたく、覚えておかなくちゃ。2020/07/04
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