内容説明
第57回現代詩手帖賞受賞の詩人・川柳作家によるあたらしい日記のかたち。
著者等紹介
柳本々々[ヤギモトモトモト]
1982年新潟県生まれ。川柳作家・詩人。第57回現代詩手帖賞。慶應義塾大学大学院国文学専攻中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
152
水彩の可愛らしい絵を楽しみながら、ふわふわと夢の中を漂い、時々心にチクッとくる文章にはっと目が覚める…そんな読書時間でした。「ほかのはもういいんだよ。これだけやってたらいいんだよ」「あなたが生まれてきたのつまんないね。に出会う衝撃」「よいことがあるようにするひみつ…いきのびること。ただ・いきのびること」2020/08/07
けんとまん1007
54
川柳、短歌、詩、散文・・・形式にとらわれず、言葉を思いのままに綴ることの心地よさがある。そんな言葉に宿る思いに、エッセイのような文章と絵が、いいバランスで寄り添っている。こんな時間も、人には必要だと思うし、そうなんだよなあ~と同感する部分も多い。同感すること・・・そんな心のアンテナがあることが嬉しい。2022/10/12
Maki
24
わたしのことよくわかってくれているひとからのプレゼント。うれしくてうれしくてうれしくてありがとうです。まきちゃんすきそうやなって思ってと言ってくれたこの本の絵もたやすみなさいの絵を描いたやすふくさんの絵だったからびっくりでうれしい。わたしはわたしでよかったなと思わせてくれるプレゼントをできるひとってすごいなぁ✨そしてそんなひとが身近にいるって幸せなことだなぁ。ああ、いつかみたいに、すきなもののはなしをしながらいつの間にか眠るみたいなことがしたいなぁ。2019/10/02
べる
12
川柳と詩的な文章の織り成す初めての世界観。小説や映画を見て思ったこと、日常の一コマが、私には到底思い浮かばない発想と結びつかない言葉で飛び交う。こどもの頃にやった助け鬼という遊びで、必死な顔して助けにきてくれる友達の顔を思い浮かべ、「わたしも怒ったような表情で誰かを助けにいけるだろうか。今の話だ。」と締めくくる文章が好きだった。「これだけやってたらいいんだよ」という言葉の繰り返しと安福望氏のイラストには癒された。「よいことがあるようにするひみつも一つだとおもう。いきのびること。」という言葉も大切にしたい。2025/06/30
橘
12
穏やかな文章と不思議で惹かれる綺麗な挿絵で、読んでいたらいい感じに眠くなれる本でした。柳本さんがねむいねむいおっしゃってるのいいなと、わたしも眠気をいただきます。2021/05/14