著者等紹介
宮川健郎[ミヤカワタケオ]
1955年東京生まれ。立教大学文学部日本文学科卒。同大学院修了。現在武蔵野大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チャリー・コグコグ
13
短編30編。なかなかの良作ばかり、現代の大人が読んでも十分に心に染み入る。ちょっと暗いテーストの話ばかりなのが残念だなと思っていたら、巻末の小川未明童話紀行にて未明の作風を理解して納得。大正時代に書かれた作品ばかり、当時の日本人の生活感が読み取れる貴重な読書になった。2019/02/11
seringo
2
このネクラ感が素敵すぎる。子供だろうが、主人公だろうが、容赦なく死んじゃったり、町が無くなったり。読んでる途中で小川洋子が思い浮かんだ。現代では、児童文学で著すのは難しいんだろうな。2013/08/08
ウクレレで歌う
1
読めば読むほどその素晴らしさがわかってくる。北国の自然にはぐくまれた未明の幻想性や色彩感覚。そして弱いものへの思いやり。童話ではあるけれど、大人の胸に響きます。2016/06/10
り
1
ネガティブなものをじっと見つめてみるとかえって純粋さ美しさが際立ったりしますよね。未明童話には温かなまなざしをいつも感じます。2016/01/02
パン太郎
0
小さい頃好きでよく読みましたが、大きくなってから読んでもまた面白かったです。特に「とうげの茶屋」。静謐で、シンプルだけど味わいがある。老人二人で熱燗する場面など、素敵な絵を見ているようです。2016/11/24




